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シニアの“積極派”がスマホに移行、ライフスタイルでスマホ所有率に差

 NTTドコモ モバイル社会研究所は、シニア層のライフスタイルやスマートフォンの所有率について調査し結果を明らかにした。

 同研究所が2015年に実施した調査と比較すると、社会活動やカルチャースクール、人との交流など「日々の活動」の内容でみた割合に大きな変化はなかった。

 一方で、シニアを「積極派」「教室でいきいき」「地域のみ」「仲間家族」「消極派」という5つの活動グループに分けると、2015年と比較して「積極派」「教室でいきいき」と「消極派」の割合が増えており、2極化の傾向が明らかになった。

「日々の活動」のグループ別の経年変化 (出典:NTTドコモ モバイル社会研究所)

 この5つの活動グループに対し、スマートフォン所有率を合わせると、「積極派」「教室でいきいき」「地域のみ」「仲間家族」の4つのグループいずれもが2015年から20ポイント以上の伸びを示し、「積極派」「教室でいきいき」は所有率が50%を超えた。

 その一方、「消極派」は2015年と比較してスマートフォンの所有率にほどんど変化がなかった。2015年時点では、「積極派」「教室でいきいき」などのグループと「消極派」のスマートフォン所有率に大きな差はなかったが、2018年では最も所有率が低いグループになり、これまでとは違い、シニアのライフスタイルによりスマートフォンの所有率に差が出始めていることが明らかになった。

シニアの「日々の活動」グループとスマートフォン所有率 (出典:NTTドコモ モバイル社会研究所)