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スマホのセキュリティ対策、4人に1人はなにもせず~モバイル社会研究所
2018年6月20日 13:59
NTTドコモの内部組織であるモバイル社会研究所は、年代別にスマートフォンのセキュリティ対策について調査を実施した。調査対象は、全国の15~79歳の男女。方法はWeb調査。
スマートフォンのセキュリティ対策、半数はパスワード変更や画面ロックを利用
スマートフォンのセキュリティ対策としてどのような対策をしているか調査した結果、「初期設定と違うパスワードや、画面ロックを利用」という対策が一番多く、約半数の47.1%となった。「提供元不明のアプリはダウンロードしない」という対策が、次いで28.6%となり、全ての対策を含めると4人に3人は何らかの対策を行っていた。
年代別の対策傾向、シニア層はウィルス対策ソフトを利用
年代別の対策傾向の調査では、若年層は「初期設定と違うパスワードや、画面ロックを利用する」という対策を行っている割合が高く、反対にシニア層では若年層より低い。シニア層では「ウィルス対策ソフトの利用」や「提供元不明のアプリをダウンロードしない」などソフト面での対策の傾向が見られた。
多重対策をしている人は15%、1つも対策なしは24%
同社では、対策の度合いに応じてグループ分けを行った。セキュリティ対策で、3つ以上の対策を行っている「多重対策」の人は15%となり、ウィルス対策ソフトなど有料アプリをベースに行っている「有料アプリ対策派」の人は11%となった。有料アプリ以外の設定をしている「シンプル対策(初期設定以外)」の人が22%、初期のパスワード変更、画面ロックを設定するなど、初期設定をベースに行っている「シンプル対策(初期設定中心)」は28%となり、1つも対策していない人は24%となった。