自分の手でVR空間内を操作、ドコモとナーブがJAL整備士体験コンテンツを実験提供

　ナーブとNTTドコモは、VR空間内に自分の手を表示して操作できるシステムを開発し、実用化のための実証実験コンテンツを7月11日に公開する。コンテンツは「JAL工場見学 SKY MUSEUM」の整備士体験コンテンツで、JAL工場見学にて2カ月間提供される見込み。

　新たに開発された「MSSシステム」は、ドコモの「空間インターフェース」技術を活用し、VRゴーグルを装着した状態で自分の手を前方に動かすと、VR空間内にも手が現れて、VR空間内で操作が行えるというもの。VRデバイスのカメラで撮影した手や腕を認識して、リアルタイムにVR空間内に合成する仕組みになっている。VR空間内のボタンやメニューを、自分の手で触れるようにして選択できるようになり、直感的に操作できるという。

　実証実験では、操作方法の説明が難しいという点で提供が困難だったという、整備士の仕事紹介コーナーのVRコンテンツを、見学者が楽しめるようにする。