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クアルコム、下り最大2Gbpsの「Snapdragon X24 LTEモデム」発表

MWC 2018で展示

 米Qualcomm(クアルコム)傘下のQualcomm Technologiesは、世界初の下り最大2Gbps対応LTEモデム「Snapdragon X24 LTEモデム」を発表。サンプル出荷を開始した。このモデムを搭載した最初の製品は2018年末までに発売される予定。

 「Snapdragon X24 LTEモデム」は、7nm FinFETプロセスで設計された高性能なLTEモデム。LTEカテゴリー20に準拠した世界初の製品で、下り最大2Gbps/上り最大316Mbpsという、光ファイバー並みの通信速度を実現した。同社の8代目となるLTEモデムで、1Gbps超のモデムでは3世代目に相当する。2019年に予定される「5G」の商用化を見据え、その新仕様をサポートしている。

 5G NR(5G NR/5Gの新周波数帯)や、免許不要の周波数帯を利用する「LAA(License Assisted Access)」もサポートし、ダウンリンクではこれらを含めた最大7波のキャリアアグリゲーション(7CA)に対応する。また、最大5キャリアへの4×4 MIMOをサポート。5G向けの大規模MIMO技術「Full Dimension MIMO(FD-MIMO)」にも対応する。アップリンクもLTEカテゴリー20準拠で、3CAをサポートする。

 クアルコムは、エリクソン、ネットギア、Telstraと共同で、2月26日~3月1日にかけてスペイン・バルセロナで開催される「MWC 2018」にて、Snapdragon X24 LTEモデムのライブデモンストレーションを実施する。

【「Snapdragon X24 LTEモデム」の紹介動画】