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シニアのスマホ購入理由、男性は「使いたい機能」、女性は「家族の勧め」

 NTTドコモの内部組織である「モバイル社会研究所」は、シニアがスマートフォンを持つ理由に関する調査・分析レポートを公開した。

 同調査によると、2017年1月時点でシニアの36%がスマートフォンを所有している。その理由として最も多いのが「使いたい機能があった」、次いで「まわりの勧め」、「フィーチャーフォンが使えなくなった」という回答になった。

シニアのスマホ購入理由、男性は「使いたい機能」、女性は「家族の勧め」 スマートフォンを所有した理由
スマートフォンを所有した理由

 シニアがスマートフォンを持つ理由として、男性では能動的に「使いたい機能があった」という理由が最多となった。これに対して、女性では受動的に「家族の勧め」によってスマートフォンを持つケースが多くなり、スマートフォンを持つ理由は性別によって回答がわかれた。

シニアのスマホ購入理由、男性は「使いたい機能」、女性は「家族の勧め」 性年代別スマホ所有理由
性年代別スマホ所有理由

 スマートフォンを所有する期間別に集計すると、スマートフォンの所有期間が長くなるほど、「使いたい機能があった」とする能動的な回答が多くなり、所有期間が短くなるほど「フィーチャーフォンが壊れた」あるいは「周囲がスマホを持っている」という受動的な回答が増加した。

シニアのスマホ購入理由、男性は「使いたい機能」、女性は「家族の勧め」 購入時期とスマホ所有理由
購入時期とスマホ所有理由

 同調査の実施時期は2017年3月、全国の60~79歳の男女を対象として行われ、回収されたサンプル数は2936件。