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なぞって操作する「Exlider」を搭載、タフネススマホ「arrows NX F-01K」
2017年10月18日 11:34
富士通製の「arrows NX F-01K」は、タフネス性能や新たに搭載される「Exlider(エクスライダー)」を特徴とする、NTTドコモの2017年冬モデル。12月上旬に発売される。本体価格は8万8128円を予定。月々サポート適用後の実質価格は、新規や機種変更が3万8232円、MNP利用で2万6568円となる見込みだ。
エクスライダーと名付けられた機能は、電源ボタンをなぞって操作する。たとえば文字や画像の拡大縮小、Webブラウジング時のオートスクロールといった操作に使える。画面拡大率は最大5倍で、電源キーをタップしたあと、上にスライドさせると拡大。Androidでは、本来拡大できないホーム画面にも対応しているほか、サイト閲覧時や画像閲覧時などでも利用できる。テキストサイズを変更しづらいSNSなどの利用時に、より手軽に拡大縮小できるのが特徴だ。
オートスクロールは、ブラウザ表示時に電源キー部分をスライドさせ、指をそのまま止めると自動的に画面がスクロールする機能。設定で速度を3段階に調整できる。標準状態では、上方向で画面が下に、下方向で画面が上にスクロールするが、これも設定で逆にすることが可能。エクスライダー利用時のフィードバックの有無も、設定で変更できる。
なお、この電源キーは、指紋センサーも内蔵されており、画面のロック解除にも利用できる。セキュリティ機能としては、指紋センサーのほかに、arrowsシリーズではおなじみの虹彩認証にも対応。前面に搭載されたセンサーで、目の光彩と呼ばれる部分を読み取る仕組みで、本体を持ってディスプレイを点灯させるだけで、すぐにロックを解除できるという手軽さがメリットだ。
引き続きタフネス性能を備え、従来の高さ1.22mから木材(ラワン材)への落下耐性試験は今回、高さ1.5mから26方向をコンクリートへ落下させる試験に変更され、それをクリアした。本体は、金属と樹脂を一体成形しており、デザイン的に継ぎ目がなく、よりシンプルになったうえに、タフネス性能も向上している。ディスプレイの周囲には、0.3mmの“フチ”があり、これによって、落下時にディスプレイのガラスが直接地面につかないなどの工夫も施されている。米国国防総省の調達基準であるMIL規格は、23項目に準拠した。
ハイレゾに対応しており、オーディオはONKYOの監修によって、品質を向上。ハイレゾ音源を再生するプレイヤーとしって、ONKYOの「HF Player」を内蔵する。フロント面の上下(横位置では左右)にはスピーカーが2基搭載され、ステレオでの再生が可能。臨場感を高める、Dolby Audioにも対応する。
カメラは2300万画素で、ゼロシャッターラグに対応。インカメラは500万画素で、ディスプレイを点灯させてフラッシュ代わりにする機能を搭載する。
大きさは約149×72×8.1mm、重さは150g台になる見込み。約5.2インチ、フルHDディスプレイに、2.2GHz駆動および1.8GHz駆動のオクタコアCPU、4GBのRAM(メモリー)、32GBのストレージ(ROM)を備える。チップセットはクアルコムの「Snapdragon 660(SDM660)」で、最上位のパフォーマンスではないが、ミドルレンジよりも上で、ハイエンド寄りの製品となる。
端子はUSB Type-C。下り最大450Mbps、上り最大50Mbpsで通信できる。カメラは2300万画素および500万画素。カラーは、Blue Black、Ivory White、Moss Greenの3色。発売時のOSには、Android 7.1が採用されているが、Android 8.0へのバージョンアップが予定されている。
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