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iPhone 8/8 Plusの価格と販売方法、3キャリアをチェック
2017年9月21日 21:37
9月22日に発売されるアップルの「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」。予約が開始された15日には、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから販売価格や販売方法が案内された。新規契約や機種変更といった購入形態の違いで、ユーザーそれぞれが注目するキャリアは異なるだろうが、今回は端末価格以上に販売方法で3キャリアに違いが広がった形。
一方、3キャリアが揃って、1年後に端末を買い替えやすくするプログラムを用意するなど、1機種の利用期間が長期化しているという昨今のユーザーの動向に逆行する施策も拡充されている。
以下ではアップルと各キャリアがオススメする販売方法を中心に、概要をまとめた。以下の価格はすべて8%の税込。
アップルの販売価格
まずはメーカーであるアップルが販売する、Apple Storeでの価格。SIMロックフリーモデルが販売されるほか、店頭では、各キャリアのモデルとして回線契約と一緒に購入することもできる(※関連記事)。
モデル | iPhone 8 | iPhone 8 Plus | ||
容量 | 64GB | 256GB | 64GB | 256GB |
価格 | 8万5104円 | 10万3464円 | 9万6984円 | 11万5344円 |
オンラインのApple Storeでは、12回払いまで金利0%のショッピングローンが利用できる。ちなみに延長保証サービスの「AppleCare+」は、iPhone 8が1万5984円、iPhone 8 Plusが1万8144円となっている(iPhone Xは2万4624円)。
NTTドコモ
ドコモは3キャリアの中では変更点が少なく、これまでの販売方法を踏襲している。下取りやキャンペーンの適用などで実質負担をさらに抑えることもできる。詳細は発表時のニュース記事を参照していただきたい。
iPhone 8/8 Plus向けには、新たに「機種変更応援プログラムプラス」も用意される。1年(13カ月目)で機種変更すると、dポイントで最大4万ポイントを還元するというもので、月が経過するごとに還元額が下がる仕組み。プログラムの利用料は不要。
モデル | iPhone 8 | iPhone 8 Plus | ||
容量 | 64GB | 256GB | 64GB | 256GB |
一括価格 | 8万8776円 | 10万6920円 | 10万440円 | 11万8584円 |
月々サポート後 実質負担(24カ月) | 3万1752円 | 5万112円 | 4万3632円 | 6万1992円 |
au
auは新料金プラン「au ピタットプラン」「au フラットプラン」を7月から提供しており、iPhone 8/8 Plusの発売にあわせて、iPhoneの新規契約でもこのプランを契約できるようになった。
新料金プランは「毎月割」が設定されない料金プランのため、分割でも端末価格がダイレクトに請求される形になるが、「アップグレードプログラムEX」(月額390円、非課税)として、端末の販売方法に4年間の分割払い(48回)を用意することで、毎月の負担の軽減を図っている。2年後に条件を満たして機種変更すると、残り2年分の残債を免除する残価設定ローンのような形が利用できる。
iPhone向けにはさらに、2年間の分割払い(24回)の「アップグレードプログラムEX(a)」も用意し、1年後(12回)に条件を満たして機種変更すると、残り1年分の残債が免除されるようにもしている。
モデル | iPhone 8 | iPhone 8 Plus | ||
容量 | 64GB | 256GB | 64GB | 256GB |
一括価格 | 9万1440円 | 10万9680円 | 10万3200円 | 12万1680円 |
アップグレード プログラムEX行使時 (24カ月後) | 4万5720円 | 5万4840円 | 5万1600円 | 6万840円 |
auではこのほか、旧料金プラン(カケホとデジラ)向けに、「毎月割」を設定した販売方法も用意している。上記と同じ考え方のアップグレードプログラムは旧料金プラン向けにも用意されている。
ソフトバンク
ソフトバンクは、料金プランは大きく変更していないものの、販売方法ではiPhone 8/8 Plus以降を対象とした割引プログラム「半額サポート for iPhone」をプッシュしている。このプログラム(月額の利用料は不要)は、「月月割」が適用され、端末が4年間の分割払い(48回)になり、2年後に条件を満たして機種変更すると、残債が免除されるというもの。このプログラムを利用しているユーザーが1年後に機種変更できるオプションを追加することも表明されている。
モデル | iPhone 8 | iPhone 8 Plus | ||
容量 | 64GB | 256GB | 64GB | 256GB |
一括価格 | 9万4320円 | 11万2560円 | 10万6080円 | 12万4560円 |
「月月割」後 実質負担 (48カ月) | 1万7280円 | 3万5520円 | 2万9040円 | 4万7520円 |
25カ月目 機種変更時 | 8640円 | 1万7760円 | 1万4520円 | 2万3760円 |
モデル | iPhone 8 | iPhone 8 Plus | ||
容量 | 64GB | 256GB | 64GB | 256GB |
一括価格 | 9万4320円 | 11万2560円 | 10万6080円 | 12万4560円 |
「月月割」後 実質負担 (48カ月) | 2万6880円 | 4万5120円 | 3万8640円 | 5万7120円 |
25カ月目 機種変更時 | 1万3440円 | 2万2560円 | 1万9320円 | 2万8560円 |
料金シミュレーション、新規契約からの2年間の合計
端末の販売価格や販売方法は各社で違いが出ているが、「iPhone 8」64GBモデルを購入して実際に利用し続けた場合、2年間の合計でいくらになるのだろうか。iPhoneを新規で購入する場合を例に、3キャリアの代表的なプランで合計支払額をシミュレーションした。
いずれも、かけ放題のプランと、データ容量は5GBのプランを選択。auのピタットプランについては、「データ定額5」ユーザーの利用動向をau ピタットプランに当てはめる形で(5GB未満が月5480円、5GB以上が月6480円)、同プランの24カ月の平均を月6000円とした。1年間は「ビッグニュースキャンペーン」で1080円が割り引かれ、月4920円になる。
auとソフトバンクについては、端末を48回払いで購入し2年後の機種変更で残債が免除されるプログラムを利用して、端末代金の加算は最初の24回分とした。
NTTドコモ | au | ソフトバンク | |
プラン | カケホーダイ ライトプラン+ データMパック | au ピタットプラン (スーパーカケホ) | スマ放題ライト+ データ定額5GB |
データ | 5GB | 5GB前後(プランは1~20GB) | 5GB |
端末代(24回) | 1323円 (実質負担額) | 1905円 | 360円 (実質負担額) |
通信料(月額) | 7560円 | 4920円(1年目) 6000円 | 7560円 |
アップグレード プログラムEX/ 半額サポート for iPhone | -- | 390円 | 0円 |
合計 | 月8883円 | 月7215円(1年目) 月8295円 | 月7920円 |
2年間合計 | 21万3192円 | 18万6120円 | 19万80円 |
留意点
端末を分割払いで購入する際の、ドコモの「機種変更応援プログラムプラス」、auの「アップグレードプログラムEX」(同種のプログラムも含む)、ソフトバンクの「半額サポート for iPhone」は、いずれも機種変更時に、それまで使用していた端末が“回収”され、下取りに出すことはできない。1年後や2年後の端末の下取り価格次第で、“おトク”の度合いが変わる点には留意が必要だろう。
また、auとソフトバンクのそれぞれのプログラムで、残債免除などの特典を受け取るには、同じプログラムに再度加入することや、機種変更する先が指定の機種(基本的にはiPhone)に限られるなど、束縛が強い内容。自分の機種変更の頻度がどれぐらいなのかを改めて振り返り、冷静に判断したい。
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