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au VoLTEやFMラジオに対応、「MARVERA KYF35」

 KDDI、沖縄セルラーは、折りたたみ型でフィーチャーフォンタイプの端末「MARVERA KYF35」を8月中旬以降に発売する。価格は未定。

「MARVERA KYF35」
ダークネイビー

 「MARVERA KYF35」は、京セラ製のフィーチャーフォン型端末。シリーズとしては「MARVERA2」の後継だが、ターゲットユーザーとしては2013年発売の「GRATINA」の方向性を受け継ぐ。40~60代の中高年層のうち、フィーチャーフォンを好みながらも高機能を必要とするユーザー向けの端末。

 4G LTE、au VoLTE、無線LANをサポート。ワンセグのほか、ワイドFM対応のFMラジオ受信機能を備える。ワンセグアンテナは内蔵するが、FMラジオは充電端子に接続したMicro USBケーブルをアンテナ代わりに使用することで聴取可能。イヤフォン端子は用意されていないため、ワンセグやラジオの音声を聞くには内蔵スピーカーで流すか、別売のMicro USBからイヤフォン端子に変換するケーブルを使う。

 カメラは1300万画素で、前モデルの808万画素から大幅に性能アップ。バッテリー容量も1700mAh(前モデルは1020mAh)に大容量化し、動作時間の拡大を図っている(待受時間などは現在計測中)。天面に搭載したサブディスプレイでは現在時刻や通知の有無などを表示可能。端末を持ち上げた時に自動でサブディスプレイを点灯する「オートアシスト」機能を取り入れるなどして使い勝手を向上させた。

 「オートアシスト」機能では、天気予報と連動し、雨の場合に起床時間を早めるようなアラーム機能も実現。画面全体をスピーカー代わりにする「スマートソニックレシーバー」を搭載するなどして、聞こえやすさにもこだわった。また、米国国防総省の物資調達基準であるMILスペックに準拠した耐衝撃(落下)性能を誇るのも特徴。IPX5/8の防水性能、IP5Xの防塵性能も備え、日常のアクシデントにも強い、安心感のある端末となっている。

 メッセージアプリの「LINE」と、おサイフケータイ(FeliCa)に対応し、歩数計機能も用意する。テレビにワイヤレスで画像を映し出せる「テレビde写真」も利用できる。「テレビde写真」は純正アクセサリーとして別売されるMiracastデバイスをテレビのHDMIポートに接続して連携する仕組みで、端末内にある写真やスマートフォンの画面そのままを大画面テレビなどに映し出せる。動画への対応は検討中。価格は4800円(税込)で、端末とセットでの割賦販売も行われる予定。

ワインレッド
パールシルバー

主な仕様

 ディスプレイは約3.4インチ、解像度は854×480ドット(FWVGA)。メインカメラは約1300万画素。1.1GHzのクアッドコアCPUと、1GBのメモリ(RAM)、8GBのストレージを搭載。最大32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。

 4G LTEの通信速度は下り最大150Mbps、上り最大25Mbps。通話はau VoLTEに対応する。おサイフケータイ(NFCは非対応)の利用と、ワンセグ、FMラジオの受信が可能。防水はIPX5/8。防塵はIP5X、MILスペック準拠の耐衝撃性能も備える。

 無線LANはIEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.1に対応。充電端子はMicro USB。バッテリー容量は1700mAh。端末サイズは約51×113×17.2mmで、重量は現在計測中。ボディカラーはダークネイビー、ワインレッド、パールシルバーの3色をラインナップする。