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ガラス割れ対策の新構造を採用、タフネススマホ「TORQUE G03」

 KDDI、沖縄セルラーは、ディスプレイガラスを強化する構造を新たに採用した京セラ製タフネススマートフォンの最新モデル「TORQUE G03 KYV41」を6月下旬以降に発売する。

「TORQUE G03 KYV41」

 「TORQUE G03」は、2015年7月に発売された「TORQUE G02」の後継モデル。海外モデルベースではなく、国内オリジナルモデルとなる。タフネス性能では、2017年2月発売の折りたたみ型モデル「TORQUE X01」で実現していた、1.8mの高さから鉄板・コンクリートに落下させる耐久試験にクリア。

 さらに、ディスプレイの表面ガラスには「Dragontrail X」を採用した上で、耐擦傷性の高いコーティングが施されたアクリルスクーンを表面に配置した「ハイブリッドシールド構造」を採用し、ガラス割れを防ぐ新構造とした。タッチパネルの性能もこのハイブリッドシールド構造に最適化される。なお、アクリルスクーンは、強化ガラスと比較すると表面に傷がつきやすいため、市販の保護シートを併用すれば綺麗な状態を保てるとしている。

 従来モデル同様、MIL-STD-810Gの耐久試験に京セラの独自試験を追加していて、耐海水、耐氷結、耐振動、塩水耐久、低圧対応、耐荷重、耐日射、温度耐久、防湿に対応している。

 端末の外観デザインは原点回帰をポイントとし、四隅をやや膨らませたバンパー構造を採用。滑りにくいテクスチャー加工で確実なグリップ感を実現する。背面のバッテリーカバーは金属ネジによるロック機構を搭載し、落下時にも外れにくくなった。右側面には指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンを搭載する。TORQUEシリーズで指紋認証センサーを搭載するのはG03が初となる。

 従来機種からの変更点として、ホームボタンやバックボタン、履歴ボタンはハードウェアとして搭載せず、スクリーン表示となった。その一方で右側面には指紋認証センサーを兼ねる電源ボタンとカメラ用ボタン、左側面には音量ボタンとアプリ割り当てを変更できるダイレクトボタンと、やや多めにハードウェアボタンを搭載しており、手袋着用中の実用性を高めている。

 通話音声を聴くレシーバーは、フロントパネル自体が振動して発音するスマートソニックレシーバーを採用。フロント下部の開口部にはマイクも内蔵しているが、着信音などを鳴らすフロントデュアルスピーカーも内蔵しており、背面にスピーカーを搭載するのに比べ、前方に音を響かせやすくなっている。このフロントデュアルスピーカーは、TORQUE X01でも採用されているが、ユーザーからのニーズも高かったポイントだという。

 スピーカー部は海水に浸けたときなどにゴミが貯まったり、内側パーツに塩が析出したりすることもあるため、フロントパーツを外して清掃できるようになっている。ここは細い六角レンチで外せるネジになっており、パッケージには試供品として六角レンチも同梱される。

 上部のイヤホンコネクター、下部のUSB Type-Cコネクターはともにカバー付きだが、このカバーは海水の侵入を防ぐもので、コネクター自体は防水仕様になっているという。背面のカバーも同様で、カバーの内側にさらに電池カバーが付いている(内部にバッテリーとカードスロットがある)。海水などが侵入し汚れがたまったときは、各コネクターカバー、背面カバーを開けた状態で真水に沈め、汚れを落とせる。

 デザイン面では、背面カバーにはauロゴとTORQUEロゴが入っているが、非接触IC「FeliCa」や非接触充電「Qi」のロゴはプリントされていない。一方で側面には「QUALCOMM 3G/4G」が刻印されているなど、実用道具的な要素も持ったデザインとなっている。四隅のバンパーを固定する特殊ネジは、従来モデルではダミーだったが、今回のモデルでは実際にネジを外すとパーツを分解できるようになっている。

 側面の指紋認証センサ周りやカメラボタンは金属製で、ボディカラーに合わせた塗装がなされている。

アクションカメラ機能が強化されたデュアルカメラ

 カメラ機能では、超広角レンズの「スーパーワイドアクションカメラ」をメインカメラとは別に搭載する。標準のカメラアプリではメインカメラとアクションカメラを切り替えて利用する。どちらのカメラも、「アクションオーバーレイ」として、移動速度や高度、加速度、移動距離、移動の軌跡、経過時間、日時の情報を、カメラの映像に重ね合わせて表示が可能。このアクションオーバーレイはファインダー上での表示だけでなく動画・静止画に一緒に記録できる。

 アクションオーバーレイは、京セラの北米向けモデル「DuraForce PRO」でソフトウェアアップデートという形で先行投入された機能。各データは映像に変換された上で動画や静止画にオーバーレイ記録される形式で、生のログデータが書き出せるわけではない。

 発表会ではBMXやサーフィン、スケートボードの競技者にTORQUE G03を身につけさせて撮影した映像も紹介されていた。そのうち、BMXの撮影を行ったプロレーサーの栗瀬裕太氏によると、簡単に映像と合わせて加速度などを可視化できるため、BMXの競技者トレーニングにも活用できるのこと。

 なお、展示ではスマートフォンをGoProの櫛形マウントに載せるスマホホルダーを使っており、専用ホルダーが用意されるというわけではない。

 背面のデュアルカメラのうち、中央にある超広角側は約135度の画角を持つ200万画素カメラで、こちらは近いものの撮影を想定せず、動きが激しい撮影を行うことから、フォーカスは固定となっている。その脇にある通常のカメラは、位相差オートフォーカスにも対応する1300万画素カメラで、画角は普通のケータイのカメラ並み。ライブストリーミングなどサードパーティのアプリでカメラを使う場合、通常のカメラの方が使われ、広角カメラ側を使うことはできない。

アウトドア向け機能もX01から進化

 アウトドアでの利用に便利な機能を集めた「OUTDOOR PORTAL」は、ヨット向けのログ機能や釣果情報、雪山情報などに新たに対応。潮汐や高度計、電子コンパス、登山ログなども機能拡充が行われている。

 アウトドア向けのセンサーとしては、TORQUE X01に搭載されていた気温センサーはTORQUE G03には搭載されていない。TORQUE X01で搭載された「読み上げ通知機能」や「ブザー機能」、「クマ鈴」は、TORQUE G03にも搭載されている。

 左右両側面にある穴(片方はストラップホール兼用)に引っかけるタイプのハードホルダーオプションは、従来モデル同様に用意される。フローティングストラップなどは従来モデルと同じオプション製品を利用できる。これらのオプション製品はau +1 collectionで販売される。

 濡れた状態やグローブ着用時にも操作できるようにタッチパネルがチューニングされており、グローブ対策は従来モデルよりも強化されているとのこと。

「ヘリーハンセン」コラボモデルも登場

 「TORQUE G03」では、アウトドア・マリンウェアのブランド「ヘリーハンセン」とコラボレーションした特別カラーの限定モデルも7月下旬に発売する。auオンラインショップで販売され、300台限定で価格は未定。

 コラボ記念イベントとして、2017年9月に海洋冒険家の白石康二郎氏のトークセッションや同氏の大型ヨットでセーリングを体験できるイベントが開催される。同イベントはコラボモデル購入者の中から抽選で招待される。

 なお、ヘリーハンセンコラボのヨット向けログアプリは、非コラボモデルにも搭載されていた。

ヘリーハンセン コラボモデル

主な機能

 ディスプレイは約4.6インチ、1280×720ドット(HD)。メインカメラは約1300万画素と約200万画素、インカメラは約500万画素。

 CPUはミドルレンジクラスのMSM8953、2GHzのオクタコア。メモリ(RAM)は3GB、ストレージは32GB。最大256GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 通信速度は下り最大225Mbps、上り最大37.5Mbps。au VoLTEに対応する。国内ではLTEのみだが、海外では3Gも利用できる。おサイフケータイに対応。ワンセグ・フルセグはサポートされない。防水はIPX5/8。防塵はIP6X。耐衝撃はMIL-STD-810G Method 516.7:Shock-Procedure IV。

 OSはAndroid 7.1で、Googleアシスタントも利用できる。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac。Bluetooth 4.2、Quick Charge 3.0をサポートする。外部端子はUSB Type-C。バッテリー容量は2940mAhで非接触充電のQiにも対応する。

 本体のサイズは約71×145×13.6mmで重さは約198g。ボディカラーはグリーン、ブルー、ブラックの3色をラインナップする。