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TORQUE X01はどこまで最強か? ドラム式洗濯機ですすぐ水没+耐衝撃デモ

発売前日のイベントで過酷な試験を披露

 KDDIは、タフネスケータイ「TORQUE X01」の耐久試験などを公開するファンイベント「au×TORQUE タフネスチャレンジ」を都内で開催した。イベントは端末の発売前日だったが、抽選に当選したauユーザー35名が参加、担当者からのプレゼンテーションや京セラの開発者との懇親会のほか、ステージ上に用意された実験装置の数々(合計11種類)で耐久度の高さを体感した。

「au×TORQUE タフネスチャレンジ」
ドラム式洗濯機の中に入れ水ですすぐ、防水・耐衝撃の実験
すすぎ中もテレビ電話がつながっている
取り出しても問題なく動作。※ラップは端末が閉じてテレビ電話が終了しないためのもの

 KDDIでは、スマートフォンのTORQUEシリーズで“オーナーズイベント”をこれまで2回開催しているが、「TORQUE X01」はTORQUEのブランドでは初めてのフィーチャーフォン型端末であり、直接の前モデルが存在しないことや、auのタフネスケータイとしても6年ぶりとなることから、イベント参加者は現在の使用機種を限定しない形で募集された。

 35名の定員に対し約500名の応募があったとのことで、倍率14倍の人気イベントになった。年代は40代の男性を中心に、30~50代からの応募が多かったとのことだが、当選したユーザーの中には20代の女性も。なお、応募したユーザーは、フィーチャーフォンのG'zOneを現在も使い続けているユーザーがほとんどだった模様だ。

 イベントではKDDIの担当者、京セラの担当者から概要が説明された。イベント中には、製品発表後に寄せられた「タフな状況で使ってみたい」「自分のものは嫌だけど落としてみたい」といった声を紹介した上で、KDDIと京セラのスタッフが実際に登山や雪山で使用した模様を動画で紹介。中には頭のてっぺんにくくりつけて滝行を敢行する場面もあり、会場からも笑いが起こっていた(端末は滝行の後も動作していた)。

KDDI コンシューママーケティング本部 コンシューママーケティング1部 部長の渡辺和幸氏の挨拶を行った
京セラ 通信国内事業部 国内技術部 プロジェクト3課の大内康史氏は特徴などを冒頭で解説

 一方で、壇上からの説明よりも、京セラの開発者が各テーブルをまわり担当分野の解説をしたり質問に答えたりする懇親の時間が多めに設けられ、参加者はテーブルで気軽に質問をしながら、和気あいあいとした雰囲気の中で交流を楽しんでいた。

京セラの開発者7名が登場
テーブルをまわって担当分野の解説などを行う懇親会に多くの時間が割かれた
KDDIと京セラの社員による、やってみよう企画

追加色は「要望次第」

 KDDI コンシューママーケティング本部 コンシューママーケティング1部 部長の渡辺和幸氏は、応募に際して、現役のG'zOneユーザーから熱いコメントが寄せられていたことや、スマートフォンを中心にタフネスモデルを展開してきても、「やっぱり折りたたみ型がいい」といった声があること、G'zOneのユーザーが現在も一定数存在している(数は非公開)ということなどから、フィーチャーフォン型のタフネスモデルの投入に踏み切ったとした。

 京セラ 通信機器事業本部 通信事業戦略部長の能原隆氏によれば、京セラが開発するタフネスモデルについては、海外では北米を中心に、折りたたみ型を含めて幅広く展開しており、「京セラ独自のノウハウで開発している」という。ただ、北米はビジネス・法人用途がメインで、カラーラインナップもブラック系のみとシンプルで質実剛健路線だが、日本では比較的早い段階からタフネスモデルが提供されてきたことで、例えば稲作の農家から支持されるなど、さまざまなニーズが掘り起こされている面がある。既存のG'zOneユーザーの声などもKDDIからフィードバックがあるとのことで、京セラによる開発にあたっては既存のタフネスケータイユーザーの声も反映されているという。

左から、KDDI コンシューママーケティング本部 コンシューママーケティング1部 部長の渡辺和幸氏、京セラ 通信機器事業本部 通信事業戦略部長の能原隆氏

 「タフネスチャレンジ」の会場では、テーブルでの懇親会で、開発途中のボディカラーも披露され、途中まではブラックとグリーンが候補になっていたことが明らかになっている。追加色の販売の可能性について、渡辺氏と能原氏は声を揃えて「要望次第です」と答えていた。

中央のブラックとグリーンが開発途中まで製作されていたボディカラー

タフネスチャレンジの模様

京セラ 海外モデル
参加者へのおみやげ