ニュース

「UPQ Phone A01X」でバッテリー焼損事故、対応窓口を開設

 UPQは、Androidスマートフォン「UPQ Phone A01X」でバッテリーが過熱し焼損した事故が報告されたと発表した。対象製品の利用者には5月下旬以降に対応を案内する。

 「UPQ Phone A01X」は、2015年12月に発売されたスマートフォン。同社によると、5月9日現在で、4件の製品事故報告(うち2件が重大製品事故)を受けているという。UPQは消費者庁および経済産業省の指導の下、第三者機関による解析を実施。バッテリーと充電制御に問題があり、充電時のバッテリー過熱によって焼損したと確認している。

UPQ Phone A01X

 対象のバッテリーの使用者に対しては、対応準備を進めており、具体的な対応方法も含めて、5月下旬を目処に案内するとしている。また、9日より対象製品のユーザー向けに、電話とメールでの問い合わせ用の窓口を開設している。

 なお、「UPQ Phone A01X」のベースモデルとなった「UPQ Phone A01」では、現時点で焼損事故は報告されていない。UPQは同製品についても検証を進めていくとしている。

 今回の焼損事故のうち3月28日に発生し、火災につながった1件について、消費者庁が重大製品事故として公表している。あわせてUPQが事故を認識した後、同庁に報告する期限を超過したとして、UPQに対し厳重注意処分を行っている。UPQによると、重大製品事故を認識したのは4月17日で、報告の提出期限は4月26日だったが、同社が報告書を提出したのは4月27日0時20分だったという。