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ソフトバンク、JR瀬戸大橋線の全トンネルを4Gエリアに

 ソフトバンクは、JR岡山駅と高松駅を結ぶJR瀬戸大橋線の4カ所のトンネル内について、4月24日から携帯電話サービスを開始した。

 これにより、JR瀬戸大橋線の全区間がソフトバンクの通信エリアになった。ソフトバンクおよびワイモバイルのLTE(FDD-LTE)対応の端末では、高速な通信速度で利用できる。

 地下鉄やトンネル内は通常、各社が共同で利用する設備として同軸漏洩ケーブルを敷設する方式が知られているが、今回のトンネル内のエリア化は、ソフトバンクが独自にトンネルの出入り口付近に無線設備やアンテナを設置して、トンネル内に向かって電波を出す「吹き込み方式」が採用された。

「吹き込み方式」のアンテナ
アンテナ設置工事の様子

 エリア化されたトンネルは、植松駅~木見駅間の蟻峰山トンネル(2155m)、木見駅~上の町駅間の福南山トンネル(3652m)、上の町駅~児島駅間の児島トンネル(1605m)、児島駅~坂出駅間の鷲羽山トンネル(823m)の4つ。