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2016年の携帯電話出荷台数は3260万台、SIMフリー端末は苦戦~IDC調査

 IDC Japanは、2016年第4四半期(10月~12月)および2016年通期における国内の携帯電話の出荷台数を発表した。

 2016年全体の携帯電話出荷台数は3260万台(前年比5.3%減)で、そのうちスマートフォンに分類される端末は2923万台だった。第3四半期から従来型携帯電話の出荷が落ち込み、スマートフォンへの移行が進んだ。

 携帯電話全体のメーカー別シェアでは、アップルが49.1%と約半数を占め、次いでソニー(11.3%)、シャープ(10.7%)、富士通(8.9%)、京セラ(8.1%)の順となっている。この上位5社の顔ぶれは2015年時点と変わっていない。

2016年通年の携帯電話出荷台数シェア

 IDCは、SIMロックフリー端末で大きなシェアを持つメーカーはいずれも少数に留まっていることから、キャリア主導の国内市場では苦戦していると指摘する。今後は、従来型携帯電話の置き換えのため、ローエンドや折りたたみ型端末の需要が拡大するほか、AR/VRプラットフォームとして、ハイエンド端末のニーズも見込まれると予測している。