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防水・おサイフ対応のAndroid「NuAns NEO [Reloaded]」、5月発売

本体は税込4万9800円、予約キャンペーンでカバー付き

NuAns NEO [Reloaded]

 トリニティは、好みのケースを組み合わせて使えるAndroidスマートフォン「NuAns NEO [Reloaded](ニュアンス ネオ リローデッド)」を5月に発売する。20日、購入予約の受付を開始した。

 本体に相当する「CORE」の価格は4万9800円(税込)。3月31日までの購入予約で、別売のケースからいずれか1つがプレゼントされる。販売店舗はAmazon.co.jpやビックカメラ、ヤマダ電機、二子玉川 蔦屋家電など。Y!mobileでもSIMロックフリー端末として、一部のショップなどで取り扱う。

 「NuAns NEO」シリーズは、「CORE」と呼ばれる本体に、別売のケースを組み合わせて使うコンセプトのスマートフォン。OSにWindows 10 Mobileを搭載した初代モデルが2016年1月に発売されている。

 2代目となる「NuAns NEO [Reloaded]」は、端末のデザインコンセプトはそのままに、搭載OSをAndroid 7.0に変更。さらに生活防水、おサイフケータイ、指紋認証といった新機能を追加したモデル。形状を変更しなかったことで、前機種のカバーをそのまま流用できるのも特徴となる。

組み合わせて使えるケース

 プロジェクト全体を監修したトリニティの社長 星川哲視氏は、前機種を「デザインコンセプトの評価は非常に高かった」と紹介。一方で、「前機種ユーザーの95%がAndroid搭載を希望していた」とのことで、ユーザーの要望に応えてOSを変更したという。

トリニティ 代表取締役 星川哲視氏
写真で見る「NuAns NEO [Reloaded]」

おサイフケータイ「Suica」も対応か

 「おサイフケータイ」(FeliCa)対応は、星川氏のプレゼンテーションの中で一番大きく取り上げられた新機能。フェリカネットワークスと提携して提供される。

 おサイフケータイの対応サービスについては、「提供企業に個別に交渉中」とのことで、決定次第、発表するとした。星川氏は「おサイフケータイで一般的にイメージするサービスは利用できるようになる」とした上で、「電車に乗車するためのサービスも含まれる」と、モバイルSuicaへの対応も示唆した。

生活防水、狭額縁液晶でディスプレイは大型化

 本体(コア)は、IP54相当の生活防水仕様となった。カバーは防水仕様ではないため、素材によって耐水性が異なる。

 前モデル「NuAns NEO」と同形状ながらも、ディスプレイにシャープ製の狭額縁液晶を採用し、サイズは5.2インチに大型化している。ディスプレイの解像度はフルHD。カバーガラスは旭硝子の「Dragontrail Pro」を採用。

 また、新たに指紋認証に対応。前面ディスプレイの下部に指紋認証センサーを備える。

au VoLTEをサポート

 ネットワークでは、新たにau網でVoLTEをサポートする。なお、NTTドコモ網とソフトバンク網でのVoLTE対応については、検討中としている。

 対応バンドは、LTEがBand1/3/4/5/7/8/9/12/17/18/19/26/28、3G(W-CDMA)が1/3/5/6/8/9/19となっている。SIMカードサイズはmicroSIMで、nanoSIM用の変換アダプターを同梱する。

カメラやチップセットもスペックアップ

 カメラは、前面・背面ともにソニー製のCMOSセンサーを搭載。メイン(背面)カメラは、1300万画素でF2.0。インカメラは800万画素で、広角24mmのF2.8となっている。

 チップセットはクアルコムの「Snapdragon 625」(MSM8953)を搭載。メモリは3GB、内蔵ストレージは32GBと、それぞれ前モデルよりスペックアップしている。外部端子はUSB 3.0に対応し、急速充電技術のQuick Charge 3.0をサポートする。

 このほか、FMラジオ受信機能を搭載する予定。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応し、Bluetooth 4.1をサポートする。バッテリー容量は3450mAh。大きさは約141×74×11mmで、重さは計測中。

OSは「素のAndroid」に

 ソフトウェアは、いわゆる“素のAndroid”として、必要最小限のカスタマイズにとどめている。

 これは、OSバージョンアップやアップデートをいち早く提供するためで、「製品ライフサイクルが続くうちはアップデートを提供していきたい」(星川氏)とした。加えて、グーグルが毎月提供するセキュリティアップデートも、順次、対応していく方針を示した。

ケースデザインも追加、ストーンやコルクなど

 「CORE」と組み合わせて使うケースも、4素材5カラーが追加された。いずれも上下2つの分かれた背面カバー「TWOTONE」の製品。価格は上下別で1580円~1980円(税込)。

 児島デニムを使用した「ウォッシュデニム」と「ブリーチデニム」、本物の石を使用した「ストーン」、なめらかな手触りの「コルク」、スエード素材にパンチング加工を施した「パンチングスエード」と、スマートフォンの筐体素材としてはあまり見ない素材となっている。

 このほか、NuAns NEO向けの発売済みのケースはすべて利用できる。

左から、「ウォッシュデニム」「ブリーチデニム」「コルク」
中央が「ストーン」、右が「パンチングスエード」

Windows 10 Mobile版「NuAns NEO」は値下げ

 前モデルとなるWindows 10 Mobile搭載の「NuAns NEO」は、継続して販売される。あわせて、価格は2万9800円(税込)に値下げされる。

 また、初代「NuAns NEO」向けには近日中に、Windows 10 Mobileアプリ「TriCa」が提供される。「TriCa」は、NFC機能を利用して、ICカードの残高や使用履歴を読み取るアプリで、CSV形式のデータ書き出しにも対応する。

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