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セゾン自動車火災がIoTの「つながるボタン」、事故時もワンタッチでサポートに電話

 セゾン自動車火災保険は、自動車保険サービス「おとなの自動車保険」のユーザー向けに、IoTを利用した新サービスとして「つながるボタン」と専用アプリ「つながるアプリ」を発表した。2017年7月以降の契約に対して提供する。

つながるボタン

 「つながるボタン」は、スマートフォンと連携できるBluetooth対応デバイス。いわゆるビーコン端末で、自動車事故が発生した際にプッシュすると、サポート窓口へスマートフォンから電話をかけられる。窓口のスタッフには、そのままユーザーの契約情報、あるいは事故現場の情報が伝わる。「つながるボタン」には加速度センサーが組み込まれており、衝突の大きさや経過する時間によって、ユーザーが登録した携帯電話へ連絡するとともに、警備会社のスタッフが急行する「ALSOK事故現場サポート」など事後現場で求められそうなサービスを提供する。

 事故以外の日常生活でも「つながるボタン」「つながるアプリ」では、急ブレーキの回数などをチェックしたり、ドライブしたルートを記録してマップ上で確認したりできる機能が用意される。

 セゾン自動車火災保険では、「自動車保険は何をしてくれるかよくわからない」「(ネット販売などの)ダイレクト自動車保険は、対応するスタッフの顔が見えずサービス面に不安を感じる」などと、ユーザーの声があるとして、付加価値向上のための取り組みを進めている。第一弾サービスは、今春から提供されている「ALSOK事故現場サポート」であり、さらに今回、IoTを活用するサービスとして「つながるボタン」を提供することになった。デバイスの開発は、ACCESSと共同で進めた。