ニュース

スマモバ×U-mobileコラボショップが六本木に、映像サービスも

 スマートモバイルコミュニケーションズとU-NEXTは、両社がそれぞれ展開するMVNO型の携帯電話サービスのコラボレーションショップを展開する。7月13日には六本木に第一号店がオープンする。

 今回オープンする「スマモバ×U-mobileストア六本木」は、スマートモバイルコミュニケーションズの「スマモバ」とU-NEXTの「U-mobile」のコラボショップ。六本木交差点の一角にある。店舗では、両社のサービスが取り扱われる。既にU-mobileブランドで展開している実店舗も、同様の形にリニューアルしていく。

1000店舗まで拡大、サービス面も強化

 スマートモバイルコミュニケーションズ代表取締役社長の續(つづき) 仁氏は、これまでにスマモバ取扱店が1000カ所に拡がり、さらに今回、SIMパッケージを用意することで、家電量販店に展開すると説明。7月13日からはビッグカメラで販売されると発表。

續氏

 また新サービスも発表。ビデオオンデマンドへのニーズが高まっていることから、U-NEXTの動画サービスを組み合わせた「スマートホリデーTVプラン」を提供する。映像サービス、端末代金、通信料をセットにしたプランになる。

 こうした取り組みに合わせて、U-NEXTとコラボショップを展開する。

両社のタッグで生き残りはかる

 U-NEXT取締役の二宮康真氏は、2015年12月末で68万回線、MVNO事業者のなかではシェア3位となっているものの、全国で500社とも言われるMVNO事業者の乱立、ワイモバイルやUQ mobileのような大手キャリアをベースとした割安サービス、楽天やイオンといった異業種からの参入など、MVNOでの競争が激化していることから、スマモバとのコラボを選択した、と説明。U-NEXTでは、MVNO事業へ参入する企業をサポートするMVNEとしても展開しており、スマモバはMVNE先という関係でもある。

U-NEXTの二宮氏

 光通信子会社のスマートモバイルコミュニケーションズは、續社長が述べるように、全国で取扱店を拡大しており、販売力に強みを持つ。一方、U-NEXTはUSENから分離独立した企業で映像サービスなどを手がけ一定規模までユーザーを獲得したものの、U-mobileブランドのショップは両手で数えられる程度。U-mobileのブランド力とスマートモバイルコミュニケーションズの販売力を組み合わせることで、格安SIM/スマホとして注目されるMVNO市場での生き残りをはかる。

 二宮氏は「大手のMVNOは、既存キャリアに似たサービスになってきている。一方、MVNOは多様なニーズへ応えることが使命。ただ、1社だけで全てをカバーすることは難しい。2社がタッグを組むことで、業界のなかでも圧倒的な存在になれるのではないか」と意気込む。U-NEXTは映像サービスなどコンテンツに注力しつつ、スマモバが得意というアクセサリーや修理サービスなども提供していく。

 スマートモバイルコミュニケーションズの續社長も「U-mobileのブランド力をお借りして、ニーズを聞いて、いろんなサービスを展開していきたい」と語った。

スマモバPRキャラクターの池田エライザも登場
CM曲はI Don't Like Mondays.