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着せ替えスマホ「Moto Z」海外で発表、パネルでスピーカーやプロジェクターを追加

 レノボ傘下の米モトローラは、背面に専用のパネルを取り付けて機能を追加したりデザインをカスタマイズしたりできる薄型Androidスマートフォン「Moto Z」と「Moto Z Force」を発表した。

 米国では、「Moto Z DROID Edition」と「Moto Z Force DROID Edition」として、通信キャリアのベライゾンから提供される。そのほかの国では「Moto Z」のみが9月以降に提供される。記事掲載時点では、日本での提供については案内されていない。

 「Moto Z」は、5.5インチの有機ELディスプレイを搭載するAndroidスマートフォン。チップセットはSnapdragon 820、メモリは4GBで、13メガピクセルのメインカメラを搭載、カテゴリー4のLTEをサポートするなど、ハイエンドモデルに相当するスペックを備える。

Moto Z

 本体の厚さは約5.19mmまで抑えられており、背面に専用の着せ替えパネルを「Moto Mods」を装着することで、さまざまな機能を楽しめるのが特徴。

 「Moto Mods」によるカスタマイズのほかにも、端末本体やカメラレンズ周辺部のカラーや素材にはバリエーションが用意されており、自由に組み合わせて購入できる。バッテリー容量は約2600mAh。本体サイズは約155.3×75.3×5.19mmで、重さは約136g。

 「Moto Z Force」は、基本性能や「Moto Mods」でカスタマイズできる点は「Moto Z」と共通にしつつ、メインカメラが21メガピクセル、バッテリー容量は3500mAhに強化されている。本体サイズは約155.9×75.8×6.99mm、重さは約163g。

Moto Z Force DROID Edition

機能を追加できるパネル「Moto Mods」、木目や竹のスタイルパネルも

 「Moto Z」や「Moto Z Force」の着せ替えパネル「Moto Mods」は、マグネットで留めるだけで装着でき、必要に応じて追加機能を取り外しできるというもの。

 機能が追加されるパネルは、JBLブランドのスピーカーパネルや70インチまで投影可能なプロジェクターパネル、2220mAhのバッテリーが追加できるバッテリーパネルが発表された。

スピーカーパネル
プロジェクターパネル

 ほかにも、木やテキスタイルなどの素材でできたパネルも用意されており、その日の気分にあわせて着せ替えできる。ケイト・スペードなどのファッションブランドとコラボしたデザインパネルも用意される。

バッテリーパネル
ケイト・スペードコラボのバッテリーパネル
ナイロン素材のパネル
オーク素材のパネル

 モトローラでは開発者向けに「Moto Mods」の仕様を公開し、サードパーティによる「Moto Mods」も受け付けている。