【Mobile World Congress 2014】

ZTE、6インチの「Grand Memo II LTE」を発表

 ZTEは24日(現地時間)に、プレスカンファレンスを開催。Android 4.4を搭載したフラッグシップモデル「Grand Memo II LTE」を発表した。また、23日にMozillaのプレス向けイベントで紹介された「Open C」「Open II」も改めてZTE側から紹介された。

6インチの「Grand Memo II LTE」

 Grand Memo II LTEは、6インチディスプレイを搭載した大画面モデルで、OSにはAndroid 4.4を採用する。7.2mmと薄型なのも特徴だ。大画面を生かす取り組みとして、「Split-Screen(画面分割)」という機能も採用。プレスカンファレンスでは動画とSkypeを同時に利用するシーンが紹介された。

6インチのディスプレイを採用した「Grand Memo II LTE」
サイズを生かす機能として、画面を分割できる機能を搭載した

 カメラは13メガピクセルで裏面照射型CMOSセンサーを採用。自分撮りを重視する中国市場のトレンドを反映して、フロントカメラも5メガピクセルと高画素になっている。複数人の写真を撮った際に最適な顔を合成して1枚に仕上げる「Group shooting」や、複数のフィルターを同時に表示してユーザーが選択できる「Real-time filter」といった機能を搭載し、ソフトウェア面でも工夫が施されている。

カメラはソフトウェアにもこだわったという
赤外線を搭載し、家電をコントロールできる

 端末上部には赤外線ポートも搭載し、テレビやステレオ、エアコンといった家電製品のコントロールも可能となる。

大容量バッテリーやAndroid 4.4を採用しているのも特徴

Firefox OS搭載「Open C」

 Open Cは、「デュアルコアCPUやHSPA+をサポートした」(Global Account Director、Angel Sanchez Diaz氏)というFirefox OS搭載のミッドレンジモデル。6色のポップなカラーバリエーションを取り揃えているのも特徴だ。OSには最新のFirefox OS 1.3を採用している。

 プレスカンファレンスにはMozilla CorporationのVice President of Mobile Engineering、アンドレアス・ガル氏も登壇し、Firefox OS搭載端末がこれまで15の国や地域で発売されたことなどを語った。

デュアルコアCPUやHSPA+に対応した「Open C」
Mozillaからはアンドレアス・ガル氏が登壇。投入国を順調に増やしていることが語られた
グローバルや米国内での実績を語るYulun氏

 プレスカンファレンスでは、端末事業のEMEA&LATAM(欧州、中東、アフリカおよび南米)部門でCEOを務めるKan Yulun氏が、昨年までの実績も語った。Yulun氏によると、昨年のスマートフォン販売台数は4000万台。米国での販売動向も強調されており、同社はスマートフォン部門で4位、プリペイドに限定すると3位であることが語られた。なお、1月に米国で開催された「International CES」では、IGZO液晶を搭載した「nubia 5s」や、フラッグシップモデルの「Grand S II」などを発表している。

石野 純也