【Mobile World Congress 2011】
ARMコアのパワーをアピールするARM
バルセロナで開催中のMobile World Congressにおいて、モバイル機器向けのプロセッサを手がけるARMは、同社のプロセッサの性能をアピールしている。
シングルコアとデュアルコアの比較デモで使われている評価ボード |
ブースの前面では、シングルコアとデュアルコアの2種類の評価ボード上それぞれでAndroidを動作させ、ブラウザでファイルをダウンロードする速度を比べるデモが行われていた。そのテストによると、デュアルコアの方が3割程度、高速であることが確認できた。
シングルコアのスコア | デュアルコアのスコア |
同社のCPUとGPUのパフォーマンスのデモとしては、デュアルコアのCortex A9 CPUとMali GPUが搭載された「STEricsson U8500」などの評価ボードを大画面テレビに接続し、ゲームを動作させて、その性能をアピールしていた。デモの中には、メガネを使った立体視に対応したものもあった。
評価ボード上で動作し、画面に出力されているAndroidゲーム | 評価ボードの1つ |
SkypeでノキアのケータイとサムスンのテレビでSkypeビデオチャットをしている |
このほかのデモとしては、ARMを採用した製品例として、サムスンのテレビやGALAXY Tab、NASなどを展示している。サムスン電子のテレビでSkypeやSamsung Appsといったスマートフォン並の機能を実行したり、DLNAを使い、NAS上の動画をGALAXY Tabからの操作でテレビに再生する、といったことも行われていた。
(白根 雅彦)
2011/2/17 12:01