【IFA2019】

サムスン、Galaxy Foldの発売をIFA2019で発表

 サムスン電子はドイツ・ベルリンで開催されるIFA2019で、プレスカンファレンスを開催し、同社の家電製品などのプレゼンテーションを行ない、あわせて、5Gへの取り組み、普及モデルのGalaxy A90シリーズの5Gモデル、フォルダブルタイプのスマートフォン「Galaxy Fold」の発売などが発表された。

プレゼンテーション冒頭、Galaxy Foldの発売がアナウンスされた

Galaxy Fold

 Galaxy Foldは曲がる有機ELディスプレイの特徴を活かしたフォルダブル(折りたたみ)タイプのスマートフォンで、7.3インチのメインディスプレイ、折りたたんだ状態で表示できる4.3インチのディスプレイを搭載する。今年2月に米サンフランシスコで開催されたGalaxy UNPCKED 2019でGalaxy S10/10+などと共に発表され、当初は4月からの発売を予定していたが、ディスプレイ周りの完成度を高めるため、発売が見送られてきた。

Galaxy FoldはGalaxy Fold 5Gを加え、2モデル展開
新しいボディカラーも追加された

 プレゼンテーションでは「Galaxy Fold」が9月6日から韓国で発売され、その後、シンガポールやフランス、イギリス、米国などで順に発売されることが発表された。既存の4G LTEまでのモバイルネットワークに対応する「Galaxy Fold」、5G対応の「Galaxy Fold 5G」の2機種がラインアップされる。日本国内での発売については、言及されてなかった。

Galaxy A90 5G対応モデル

 サムスンでは5G対応モデルとして、今年2月に発表された「Galaxy S10 5G」、フォルダブルタイプの「Galaxy Fold 5G」、今年8月に発表した「Galaxy Note10 5G」の3機種をラインアップしており、端末だけでなく、ネットワークも含め、5Gへの取り組みを進めているが、より幅広いユーザーが5Gを利用できるように、新たにミッドレンジモデル「Galaxy A90 5G」を発表した。

新たにラインアップに加わるミッドレンジの5G対応端末「Galaxy A90 5G」
背面には標準と広角、被写界深度カメラが搭載される
価格は749ユーロ。他の5G端末に比べると、手頃な価格を設定

 Galaxy A90 5Gは6.7インチの有機ELディスプレイを搭載したモデルで、背面に48メガピクセルのメインカメラ、8メガピクセルの超広角カメラに加え、5メガピクセルの被写界深度カメラを搭載する。フロントカメラは32メガピクセルのセンサーを採用する。チップセットはSnapdragon 855を採用し、6GBメモリーまたは8GBメモリー、128GBのストレージを搭載する。ディスプレイ内指紋認証や顔認証に対応するなど、仕様としては上位モデルに近い。5GはNon Standaloneに対応し、周波数帯域はSub-6(6GHz以下)で利用可能となっている。

 販売はすでに9月4日から韓国で開始されており、今後、5Gサービスが提供される国と地域に順次、展開していく予定とされる。

サムスンでは3G、4Gに続き、5Gを積極的にサポートしていくことをアピール
今年2月に発表されたGalaxy S10 5Gはすでに市場に出荷されている
スマートフォンのプレゼンテーションはサムスンヨーロッパのNicole Ng氏が担当
サムスンは2019年、すでに3モデルをリリースしている
新たに発表した製品は9月18日から順次発売予定
Galaxyシリーズの5G対応モデルは4機種になった
Galaxy Watch Active2はジムマシンのTECHNO GYMと提携し、各機器のデータを受信可能