【IFA2016】
写真で見る「Xperia XZ」「Xperia X Compact」
2016年9月6日 12:05
ソニーモバイルコミュニケーションズは、9月1日(現地時間)にフラッグシップモデルの「Xperia XZ」と、コンパクトモデルの「Xperia X Compact」を発表した。詳細な機能やスペックは、既報の通り(ニュース記事、インタビュー記事)だが、ここではソニーがブースに出展していた実機で、その詳細を見ていきたい。
Xperia XZ
Xperia XZは、フラッグシップモデルとして、5.2インチのディスプレイを搭載。チップセットにはSnapdragon 820を採用、RAMも3GBとなる。手になじむデザインというXperia Xシリーズの特徴は継承しつつ、本体の周囲をフレームが取り囲むようなループデザインで、差別化が図られている。
本体とユーザーインターフェイスの境目がないようにデザインされているのが、もう1つの特徴。ホームアプリなどはXperia Xシリーズに近いが、ホーム画面の一番左でさらに右方向にフリックするとGoogle Nowが現れるなど、細かな違いも存在する。
Xperia Xシリーズ共通のコンセプトである、「インテリジェント」な機能も取り入れられている。Xperia XZでは、ユーザーの行動を学習し、自動的に充電を遅くしてバッテリーの寿命を長くする「バッテリーケア」や、利用動向に合わせてヒントを表示する「Xperia Tips」を搭載。さらに、メモリの消去もユーザーの行動を学習したうえで行うようになった。
カメラのCMOSセンサーやレンズなどは従来機種と同じだが、新たに色を識別する「RGBC-IRセンサー」を搭載。暗所でのオートフォーカスを高速化するため、「レーザーオートフォーカス」にも対応した。ソフトウェア面では、マニュアルモードに対応する。なお、Xperia Xなどで対応が見送られた4K動画撮影も、Xperia XZで復活している。
指紋センサーは継承、「X-Reality for mobile」や音楽再生時のノイズキャンセリング機能なども、そのまま搭載されている。
Xperia X Compact
これに対して、Xperia X Compactは、Xperia Xから派生したコンパクトモデルという位置づけの端末で、ディスプレイサイズは4.6インチ。解像度は720pのHDで、チップセットにもミッドレンジ上位向けのSnapdragon 650が採用される。
Xperia Xの派生機だが、カメラ機能などは、Xperia XZと同等に仕上げられている。新機能となるRGBC-IRセンサーや、レーザーオートフォーカスには対応。インテリジェントをテーマにした機能の数々も、盛り込まれている。
なお、Xperia X Compactは防水・防塵には非対応となる。
このほか、ソニーブースには、Xperia Xシリーズの“メインライン”となるXperia XやXperia XAが展示されていた。