カシオ、手書きメモ撮影や耐衝撃の法人向けタブレット


 カシオ計算機は、ビジネス用タブレット端末4モデル「Paper Writer V-N500-WJ」「Paper Writer V-N500-W」「V-T500-WJ」「V-T500-J」を9月に発売する。法人向けに提供され、価格はスタンダードモデルで1台あたり10万円前後、上位モデルでは20万円前後になる。



 今回の4モデルは、「SMART and TOUGH」をコンセプトに、カシオのハンディターミナル事業で培ってきたノウハウをタブレット端末に適用したもの。「Paper Wiriter」を冠した2モデルは、紙に手書きした議事録や報告書などをデジタル化するためのビジネスツールとなる。ブックカバー型のケースにレポート用紙をセットして、手書きすると、ケースを閉じる際に用紙を自動で撮影する。

 また、4モデルともに耐衝撃設計となり、落下強度は1m。IP54クラスの防塵防沫を実現する。非接触ICカードを使ったログイン認証が可能なNFCリーダーライター機能を搭載する。500万画素カメラ搭載。NTTドコモのXiに対応する。

 Android 4.0を搭載し、10.1型の静電容量式のタッチパネルを装備する。CPUは1.5GHzデュアルコアの「OMAP 4460」を採用、RAMは1GB、ROMは16GBとなる。「Paper Wiriter」を冠した2モデルは約12時間、残りの2モデルは約10時間動作する。「V-N500-WJ」の大きさは、270×220×30mmで、重さは約1.3kg。

 

(津田 啓夢)

2012/7/27 18:11