CTC、法人のスマホ向けに「CTC 050モバイル」


 KDDI傘下の中部テレコミュニケーション(CTC)は、法人ユーザー向けに電話サービス「CTC 光電話プラス」の提供を開始するとともに、新サービスのユーザーに向けて、スマートフォンで050番号による通話が可能になる「CTC 050モバイル」を提供する。

 「CTC 050モバイル」は、スマートフォンに専用アプリをインストールすると、050番号のIP電話番号で通話できるサービス。「CTC 050モバイル」同士の通話や、「CTC 光電話プラス」などへの通話料は無料となるほか、国内の固定電話宛通話料は3分8.4円となる。Android 2.1以上に対応し、どの携帯電話会社のスマートフォンでも利用できる。iOS 3.2以上対応だが、iOS版は1月末頃から利用できるようになる予定。固定電話宛に電話すると専用ゲートウェイ装置にいったん着信して、通話先に接続する。パケット通信経由での通話となるため、通話時にはパケット通信料が発生するほか、ネットワークの状況によっては通話品質に影響が出る。

 無料オプションとして、転送電話や留守番電話が利用でき、留守番電話で預かったメッセージを音声ファイルとしてメールで受信できる。

 「CTC 光電話プラス」の利用料とは別に「CTC 050モバイル」の利用料として月額315円かかる。「CTC 050モバイル」を利用できるのは、新サービスの「CTC 光電話プラス」を利用するユーザー。その「CTC 光電話プラス」も、CTCの法人向けネットワークサービス「CTC EtherLINK」「CTC EtherDIVE」「CTC Etherコミュファ」のユーザーが契約できるサービスとなっている。固定通信サービスは、中部圏のユーザー向けだが、「CTC 050モバイル」については全国から利用できるほか、インターネット通信ができる場所であれば海外でも理論上は通話できる。

(関口 聖)

2012/1/23 15:23