NTTビズリンク、Android対応クラウドサービス「Smart iTrustee」
エヌ・ティ・ティ・ビズリンク株式会社(NTTビズリンク)は5月18日、同社が提供するインターネットストレージサービス「iTrustee(アイトラスティー)」のオプションとして、Android OSを搭載したスマートフォンに対応したサービス「Smart iTrustee」を5月25日より提供開始すると発表した。
「Smart iTrustee」は、「iTrustee」のオプションサービス。スマートフォン向けの専用ツールを使って、スマートフォン同士、PCとスマートフォン間のファイル共有、およびPCとスマートフォンからのネットプリントサービスが利用できる。
また、Android OS搭載スマートフォンの電話帳、カレンダーのデータは、新規作成時・変更時・削除時にインターネットストレージに自動的にバックアップすることも可能。スマートフォンで撮影した写真もインターネットストレージに自動保存されるため、スマートフォン紛失時にも写真が漏えいする心配がなくなるという。
「Smart iTrustee」利用イメージ |
NTTビズリンクでは今後、他のスマーフォンOSへの対応やPaaSでの提供など、利用シーンや用途に応じた新たな付加価値の提供に取り組んでいくとしている。
「iTrustee」は、インターネット上のストレージサーバースペースを利用して、PCによるファイルのアップロード・ダウンロードや複数拠点でのファイル共有が行なえるサービス。スタンダードコースと、ユーザーがサブユーザーを指定してファイル共有が可能なプロコースが設けられており、今回、新たに提供する「Smart iTrustee」の利用にはサブユーザーIDが必要となるため、プロコース契約のみ利用できる。
プロコースの基本料金はストレージの容量が100MBで月額550円、500MBで月額680円、1GBで月額800円。サブユーザーIDは標準で1つ利用可能で、2つ目以後は1サブユーザー追加ごとに月額200円が必要となる。また、SmartiTrusteeの利用料は1 IDごとに別途月額200円がかかる。このほか、契約ユーザーID以外のサブユーザーなどがファイル送受信する場合の転送容量は月2GBまでが基本料金に含まれる。
なお、「iTrustee」は無料で最大2カ月まで利用が可能な「iTrusteeお試し無料コース」を用意。ストレージ容量が3MBに限定されるが、プロコースと同様の機能を無料で試用することができる。
左が「iTrustee」のみで利用できるサービス。右が「Smart iTrustee」で新たに提供されるサービス | 「Smart iTrustee」の利用には、「iTrustee」のプロコース契約で設定したサブユーザーIDが必要となる |
2010/5/19 06:00