分析結果をiPhoneで閲覧可能なSaaS型BIレポーティングツール


 京セラ丸善システムインテグレーション株式会社は、SaaS型の経営分析(ビジネスインテリジェンス、以下BI)・レポーティングツール最新版「Yellowfin(イエローフィン)ver.4.1」を提供開始すると発表した。導入価格は基本ライセンス構成で156万円から。「Yellowfin」の日本国内におけるの導入実績は約500社。

 最新版「Yellowfin ver.4.1」では専用のiPhoneアプリを提供し、外出先でも情報入手可能な環境を提供する。ver.4.1販売開始時点ではiPhoneアプリのみの提供となるが、今後はiPhone以外のスマートフォンなどにも順次専用アプリを用意し、対応していく予定だという。

YellowfinのiPhoneアプリ画面

 また、地域ごとの売上や収益をグラフ表示するなど、地理情報と関連づけた地理情報レポートを強化した。そのほか、新機能としては、複数データベースへのクエリーから1つのレポートを作成するマルチデータソースレポート機能を搭載。分析ダッシュボードも強化したほか、日本のユーザーからの要望が高かったZグラフやじょうごグラフ、株価グラフが作成可能になった。

 価格はいずれも税別で、ID発行料は別(1ライセンス3万円から)となる指名ユーザーライセンスで基本ライセンス構成が156万円から。同時アクセス可能な人数を指定する同時アクセスユーザーライセンスで、5ユーザー同時アクセス構成が270万円から。なお、同時アクセスユーザーライセンスでは登録ユーザー数は無制限となる。

 このほか、3年利用契約の年次/月次払い方式のサブスクリプションライセンスやOEMライセンスなども用意、個別見積もりで対応する。

(工藤 ひろえ)

2009/11/4 06:00