iPhoneに対応した携帯コンテンツ変換ソフト「Durian 4.3」


 株式会社サムライズは21日、新たにiPhoneおよびiPod touchに対応した携帯コンテンツ変換ソフトウェア「Durian」のバージョン4.3を発売した。価格は1サーバー/1CPU版の「Durian4 Standard」が52万5000円。ほかに年間メンテナンス料が1CPUあたり15万7500円、年間技術サポート料が1CPUあたり7万8750円かかる。

 「Durian」は携帯コンテンツ変換ソフトウェアで、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの携帯3キャリアのほか、ウィルコム端末にも対応。サムライズでは、「800を超える端末の80以上の項目に基づいたページ変換を提供する」としている。

赤字「NEW」の部分は、Durian4で新規対応

 従来の「Durian」では、iPhoneおよびiPod touchからのアクセスはPCからのアクセスと認識していたが、今回の4.3でiPhoneおよびiPod touchもモバイル端末として認識可能になり、携帯用コンテンツを表示させることが可能になった。

 また、オプションの画像変換機能では、出力画像の横幅指定が可能になった。出力ベース幅は、「待受画像幅」「ブラウザ幅」で、通常の画像変換時やサムネイル変換時に指定できる。

 その他、空メールの送信機能を強化、fromタグのaction属性にmailtoプロトコルが指定可能になった。また、コンテンツ変換の対象ミドルウェアとして、「IBM WebSphere Application Server Ver7」を追加した。

 なお、「Durian」では、Filter版とProxy版の2製品を用意。Filter型はモバイルサイトと「Durian」を1つの同じアプリケーションに配置するタイプ。Proxy型は既存サイトのサーバー構成に手を加えず、ネットワーク上にDurian4 Proxyを配置し、Proxyを回して登録先のリモートサーバーへのリクエストとコンテンツ変換を行う。Filter型、Proxy型とも、それぞれStandard版とEnterprise版が用意される。また、画像変換についてはオプションとなり、別途1CPUあたり21万円で提供する。

(工藤 ひろえ)

2009/10/22 06:00