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ECサイトでAI活用、購入者にあわせて提案するドコモの「ecコンシェル」

 NTTドコモは、ECサイトを運営する事業者向けに、AI(人工知能)が最適な接客提案をする販売促進サービス「ecコンシェル」を法人向けに提供開始した。

 「ecコンシェル」は、ドコモとPKSHA Technoology(パークシャ テクノロジー)が共同で開発したサービス。ECサイトユーザーのサイト上での行動履歴や購入履歴に応じて、最適なタイミングでクーポンやサポート誘導などの接客提案を表示する。

 ECサイト運営者は、登録後、自社サイトにJavaScriptコードを埋め込むだけで、即日利用できる。接客提案はポップアップの形で表示される。

 ポップアップの表示内容は自由に選ぶことができ、条件を含めたシナリオの形で保存する。例えば、「ある商品を1個カートに入れたユーザーに、もう2つ目が半額になるキャンペーンを案内する」というように設定できる。

 表示するタイミングはAIを活用、ユーザーに応じた内容を自動で表示する。実際に購入につながったポップアップ表示と行動傾向が似ているユーザーには同様に表示したり、ポップアップ表示をしても消されることが多い場合は表示をしなくなるといったように、データを蓄積することで最適化されていく。

 提供されるプランは3種類。無料で利用できるライトプランは、表示する内容や対象のECサイトが1つに制限され、解析できる行動履歴が50万PVまで、表示回数が5000回まで、ログ保存期間が最大1カ月となっている。

 有料のプランでは、ポップアップが表示される回数に応じて課金される接客課金プラン(表示1回のあたり0.8円)と、解析する行動履歴に応じて課金されるPV課金プラン(10万PVあたり3000円)が用意されている。