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場所・国籍を限定して訪日外国人を集客できる広告サービス「インバウンド・キャッチャー」
2016年6月1日 11:00
ワイヤ・アンド・ワイヤレスとアクセンチュアは、訪日外国人をターゲットとした広告配信サービス「インバウンド・キャッチャー」の提供を開始した。小売店などの利用を想定したWebサービスで、基本料金は月額2480円(税抜)。
「インバウンド・キャッチャー」は、訪日外国人向けの無料Wi-Fiアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」に広告コンテンツを配信するサービス。訪日外国人向けマーケティングソリューション「インバウンド・サテライト」の第2弾となる。
地図上で半径100m~500mの好きな地点を指定して、その地点を訪れる訪日外国人にプッシュ通知で広告を配信する。
広告には読み物の形式で、画像、本文、URLと営業時間や地図などを掲載可能。観光スポットのすぐ裏にある飲食店が観光に来た外国人を案内したり、遠隔地の温泉旅館がターミナル駅や空港で広告を出して誘導したりといった使い方ができる。
また、国籍や言語を限定して案内することもでき、「中国人観光客をターゲットに商品のクーポン券を配信する」「イスラム教徒に訪日外国人にハラル料理対応と知らせる」といったように活用できる。
サービスの設定はWebサイト上で行う。地図上で地点を指定すると、その地域を訪れる見込みの訪日外国人数を表示するなど、データ分析の知識がなくても使えるようになっている。
1アカウントで同時に配信できるのは1地点のみ。広告の内容変更や配信地点の移動は何回でも可能。内容変更や配信地点の移動のたび、3~5日程度かかる審査が必要となる。空港など外国人の往来が多い地点でも同じ月額料金で利用できるが、出稿が多い地点では表示頻度が下がる。
プッシュ通知機能はオプションサービスで、1配信に月10円(税抜)。サービス開始当初、同機能を無料で利用できるキャンペーンを実施する。