本日の一品
さまざまな素材に対応したカッティングマシーン「silhoutte CAMEO 2」
(2015/11/10 06:00)
とある海外のホビー系イベントで見たこのロボット。何でできていると思うだろうか?
なんと素材は「紙」だという。クレイジーだ。しかしすごい。とあるカッティングマシンで紙から切り出されて組み上げられたのだという。
前々からカッティングマシンが欲しいとは思っていたのだが、このロボとの出会いが所有欲を後押しした。3万円とちょっぴり値ははるが、Amazonの購入ボタンを押すのにためらいはなかった。
今回購入したのは、前述の紙ロボも制作していたsilhoutteの「CAMEO 2」というカッティングマシン。日本国内ではグラフテック社が販売代理店となっている。
早速データを作って、カッティングシートを切ってみよう。
まずは付属の「Silhouette Studio」というソフトをPCにインストールする。このソフトでもデータを作れるのだが、普段から使い慣れているIllustratorならデータ作りが楽ちんということで、今回はIllustratorで作ったデータをdxf形式に書き出し、Silhouette Studioに読み込ませる。ここはとてもスムーズにいった。
次に機械の準備。まずカッターの歯の出具合を素材に合わせて調整する。Silhouette Studioでは、カット時の圧とスピードを調整できる。素材ごとにデフォルトで登録されている値もあるのだが、自分の使いたい素材に合わせて多少の調整を加える。ここは経験値の蓄積が必要そうだ。
USBでパソコンとCAMEO 2を接続。メディア(紙やカッティングシートなど)を挿入したあと、Silhouette StudioからデータをCAMEO 2に送信する。CAMEO 2はSDカードも読み込むので、それでデータのやりとりをしてもよい。
あとはマシンが切り出すのを待つだけ。稼働音が大きい。初期のインクジェットプリンターみたいな、ちょっとガタピシいう感じである。
カット自体はスムーズで1分もせず作れた。台紙からカッティングシートをはがすのは少し難しいかも。
とはいえ、自分の手ではこんな緻密なカットは決してできない。素材は選びそうだが、あれも切りたい、これも切りたいと夢が広がる。カッターや台紙など、消耗品のオプションがあるため、これらが継続的に国内で購入できるかどうか、ユーザーが増えてこれらの値段が下がるかどうかが、一般に広まるかの鍵となりそう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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silhoutte CAMEO 2 | グラフテック | 3万600円(税込) |