本日の一品

手頃な価格でLightningケーブルの断線を予防できるプロテクター

 iPhoneやiPadに付属するLightningケーブルが破損した場合、無料で新品に交換してもらえることはご存知だろうか。製品本体の保証期間内であること、またあくまでも「交換」なので破損したケーブルを引き渡す必要があったりといくつかの条件はあるが、LightningケーブルはmicroUSBケーブルに比べて高価で、新規に購入するとそこそこの出費になるので、ユーザにとってはありがたい話だ。

「Lightningケーブルプロテクター」。ケーブルおよびストレインリリーフの径などが合えばDockコネクターなどにも対応する

 もっとも、引取サービスを使うにせよ持ち込むにせよ相応の手間はかかるわけで、これとは別に日頃から断線を予防できる方法の一つも考えたいもの。こうした場合に、手頃な価格でLightningケーブルのコネクター部分を保護し、断線を防ぐのに役立つのが、今回紹介する「Lightningケーブルプロテクター」である。

4つのパーツを組み立てることでコネクターを保護できる。パーツは8個入っていて、ケーブルの両端に取り付ければ1本のケーブルで1パッケージを消費する
溝の中央にストレインリリーフに合わせて段差が設けられている

 これは純正Lightningケーブルの両側コネクターの根元に取り付けて、ケーブルが根元から過剰に折れ曲がるのを防いでくれるパーツだ。素材はプラスチックで、ふたつの部品でケーブルを左右から挟み、さらに上からストッパーで挟んで固定する仕組みだ。接着剤は使わないので取り外しも可能なほか、色も純正Lightningケーブルに合わせてあるので見た目の違和感も少ない。

ケーブルのストレインリリーフ部の段差に合わせてパーツをはめ込み、もう一方の部品で両側から挟み込む
向きを90度回転させたのち、ストッパーを左右から取り付けて補強して完成。はめ込み式だが強度があり、そう簡単には外れない

 取り回しは多少悪くなるとはいえ、根元の部分で90度に折り曲げるという無理な使い方ができなくなることから、これなら確かに断線は防げるだろうという安心感はある。しばらく前、ボールペンのスプリングをLightningケーブルの根元に巻いて反発力を強くするワザがネットで出回っていたが、このワザはストレインリリーフと呼ばれる被覆部分を補強するだけで、根元からの折れ曲がりは防げない。それに対して本製品は根元からがっちり固めてしまうので、信頼性は高い。

取り付け前の状態(左)に比べて、根元から過剰に折れ曲がるのを防ぐことができる。ただし取り回しは悪くなるので注意
コネクターを上回る厚みがあるので、USBハブや充電器に複数のケーブルを差している場合は干渉する可能性もある

 気をつけたいのが、純正Lightningケーブルにもいくつかの種類があり、適合しない場合があること。メーカー側で対応を確認しているのはiPhone 5s付属のLightningケーブル、およびiPhone 4s付属のDockケーブルで、旧製品はストレインリリーフの径が太いことから対応しないのだとか。実売価格500円前後とそう高価ではないにせよ、対応の可否については購入前にメーカーサイトでしっかりと確認しておくことをおすすめする。

製品名販売元購入価格
Lightningケーブルプロテクター CP-01WHアイネックス410円

山口 真弘