本日の一品
冷蔵庫に住み着いた「ひえたまちゃん」と毎日楽しく省エネ対策
(2015/7/22 06:00)
とにかく暑い。冷たい飲み物がほしい……と思う頃にはすでに冷蔵庫のドアを開け、作り置きの麦茶に手を伸ばしている。コップに麦茶を注ぎ、再びドアポケットに麦茶をしまうまで開けっぱなしだ。逃げた冷気の分だけ電気代がかかるのだろうと頭では分かっていても、習慣はなかなか変えられない。そこで、省エネを促してくれる強い味方「ひえたまちゃん」を我が家の冷蔵庫にお招きした。
「ひえたまちゃん」は、放し飼い、もとい「話し飼い」されためんどりたちから産まれたひよこ。普段は卵の殻に閉じこもっているが、冷蔵庫のドアを開けた時だけ殻からヒョイと顔を出してしゃべり出す(冷凍庫ではだめらしい。凍るからだろうか……?)。具体的には、スイッチをオンにして冷蔵庫に入れておくだけで、次に冷蔵庫のドアを開けた際に、ひえたまちゃんに内蔵された光センサーがドアの開閉を感知して動作する仕組みのようだ。
ひえたまちゃんはオス3匹、メス3匹からなる6匹兄弟。それぞれ異なる個性豊かな性格をもっていて、今回はスイーツが大好きな次女と、食べ盛りの三男の2匹をお招きした。
冷蔵庫のドアを開けるたびに機械的な音を立てて殻を持ち上げ、小さなクチバシを動かしながらしゃべるひえたまちゃんは実にかわいらしい。ただ、2匹同時にしゃべり出すので、何を言っているのか聞き取れない場合もある。それも含めてかわいいと思えてしまうのは、親心みたいなものだろうか……。
さて、ひえたまちゃんは冷蔵庫を開けた時に1回、それから約10秒置いてもう1回、さらに約10秒置いてもう1回……合計3回おしゃべりしてくれる。例えば次女の場合、1回目は「スイーツ、お取り寄せしましょう」とか「プリンのプールで泳ぎたーい」などと話し、2回目は「省エネ、省エネ、省エネ」「電気がもったいない」などと節電を訴える。3回目は本製品最大の目玉(?)である「省エネソング」を披露。それ以降は疲れたのか諦めたのか、パタリと殻から出てこなくなってしまう。
3回目に聴ける歌は、6匹そろっているときれいにハモるらしい。今回は金銭的な事情で2匹だけとなったが、それでも十分なハーモニーを奏でるとのことだったので楽しみにしていた。
しかし……まさかの2匹とも低音パート。というのも、ひえたまちゃんの誰がどのパートを担当するのか、調べても分からなかったのである。メスが高音、オスが低音ではないか、という先入観もあり、見事に低音パートのみ引き当ててしまった。
美しいハーモニーは聞けなかったものの、冷蔵庫のドアを開けるたびに、次はなんてしゃべるだろうとワクワクしていることに変わりはない。ひえたまちゃんの一言で「そうだ早く閉めなきゃ」という意識が芽生え、以前のようにドアを開けっぱなしにすることも減った……気がする。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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ひえたまちゃん | タカラトミーアーツ | 1400円 |