本日の一品

スマホで遠隔調光できる、Bluetooth対応のLED電球

 Bluetooth規格もずいぶん浸透して、巷で取り沙汰されることが多くなってきている。スマートフォンの普及がそれだけ爆発的であることの証左なのだろう。話を大きく変えて、LED電球の普及速度も、スマートフォンのそれと変わらず急速だった。今や、どのご家庭でも普通に使われている。この2つの技術が結びつくのは自然な流れだったのかもしれない。それが今回ご紹介する「スマホで明るさや色合いを自由に調節できる ブルートゥース LED電球(7W) 」だ。

「スマホで明るさや色合いを自由に調節できる ブルートゥース LED電球(7W) 」一見普通のLED電球だが、Bluetoothで調光調節できる優れもの

 どうも筆者は、商品名だけで機能の大半を説明する商品を好んで購入しがちなのだが、構わず説明させていただこう。見た目はごく一般的な7W・E26口金のLED電球だ。明るさは最大500ルーメンと、単体でリビングに用いるのは少し心許ないが、トイレなどの狭い空間で使う分には問題ない明るさだろう。形状もごく一般的な電球タイプなのでカバー等の干渉も少ないと思われる。

電球に技適マークが入っているのがちょっと違和感
いたって普通に光らせることも
アプリで調光する。インターフェイスは直感的でわかりやすい

 もちろん最大の特徴はBluetoothによる遠隔調光機能だ。専用アプリ「Nexturn」をiOSデバイスにインストールし起動すると、自動的に電球と接続される。表示されるカラーピッカーに触れると、電球の色が変わるという寸法だ。光の強弱も画面下のスライダーで調節できる。タイマーによる電源オン/オフ、マイクで拾った音に応じて色がランダムに変わるミラーボール風機能など、多彩なモードを備えている。アプリひとつで複数電球を制御できるなど高機能な反面、肝心の色調整・強弱調整機能の反応がやや悪く、なかなか思い通りの色や強さが選択できないなど甘さも目立つ。今後のアップデートに期待したいところだ。また、Android版はGoogle Playに登録されているものの、対応機種はわずかとなり、原稿執筆時点では正式対応していないようだった。

妖しい赤に光らせることもできる
真っ青にもなる。写真の都合で明るく写っているが、実際はもっと真っ赤・真っ青だ

 さて、では実際にどのように利用すべきだろうか。まず思いつくのは、複数束ねてルームライトとして使用するというものだろう。手元で点灯・消灯ができるうえ、気分やシーンによって白色にしたり暖色系にしたり、はたまた真っ青でホラーっぽく涼しげにしたりと、普通のLED電球ではちょっとできない自在な色調整が実現する。

 もうひとつは撮影用照明としての活用だ。小物の撮影では、レタッチソフトでは表現しきれない効果をもたらすだろう。フィギュアの撮影などでちょっと違った演出をお求めならお勧めである。

普通に撮影したフィギュア(とプラモデル)も……
ムーディな雰囲気にしたり……
寒々しくしたりと、手軽にいろいろな撮影ができる
製品名購入場所購入価格
スマホで明るさや色合いを自由に調節できる ブルートゥース LED電球(7W)上海問屋3999円

ナカムラ