本日の一品

無敵の「LEDライト付き20倍ヘッドルーペ」をアキバでゲット

メガネは日常使う道具なので、それをベースにしたりアレンジした商品は多い。右端はメガネのツルがボールペンになったジョークアイテム

 シニア世代が増えてきているのが理由なのか、最近はデザインコンシャスなルーペを巷で目にする機会が多い。幸い、筆者は老眼の兆候がまだあまり出ておらず、小さなスマホの文字もなんとか読めている。

 とはいえ、趣味で少しコレクションしている腕時計の簡単な修理や風防磨きの真似事をするときには、小学校の理科の授業で使っていた安物の虫めがねを取り出して見ている。しかし、やはり倍率が低いのと、虫めがねを片手で持って目的の箇所を見ては、また置いて作業の続きをやる繰り返しがなかなか面倒だ。

 ちょうどそんな時、秋葉原のよく行く「三月兎」で「LEDライト付き20倍ヘッドルーペ」を見つけた。デザインの良し悪しは激しく意見の分かれるプロダクトだろう。敢えて表現すれば、昔、映画「スターウォーズ エピソードI」でアナキン・スカイウォーカー少年がつけていた“ゴーグルの形をしたメガネ”に、さらに古い映画「八つ墓村」で登場する“鉢巻蝋燭”をインテグレートしたイメージだ。

 購入した時、倍率は可変だと勝手に思い込んでいたが、実際のところは倍率変更のできない20倍の単一拡大ルーペだった。20倍という拡大サイズがどの程度のものであるか感覚的によくわからなかったが、腕時計の文字盤の汚れや埃を見る時の文字盤とルーペとの距離は1cm前後に近接する感じだ。

 LEDライト付き20倍ヘッドルーペは、どうしても拡大して見たい対象物に眼を思い切り近づけて使う道具なので、本来なら対象物が確実に自分自身の影の中に入ってしまう。その為、対象物を明るく照らすルーペの外側左右にペアで備え付けられているLEDライトの効果は絶大だ。

 ルーペは左右独立して90度以上跳ね上げることができるので、近接距離以外を片方の眼で見たりする必要がある場合も、ヘッドルーペを外すことなく対応できる。ヘッドルーペの全重量も実測でわずか53gと、最近の軽量級普通メガネの2倍前後なので、それほど重いわけでない。

 四六時中、腕時計の修理や風防のクリーニングや磨きをやっているほど、腕時計コレクションが溢れているわけではないので、昨今は雑誌や書籍の印刷クオリティや、最新のインクジェットプリンターの出力品質を眺めては感慨にふけっている毎日だ。LEDライト付き20倍ヘッドルーペは、使う人により、さまざまな使い方が考えられるアイテムだろう。

構造的には、メガネのツルに2つの20倍虫眼鏡を取り付けたイメージだ
虫眼鏡の左右に一対で取り付けられたLEDライトはなかなか強烈だ
LEDライトは、対象物の影部分を完璧に無くしてくれる。効果は絶大だ
腕時計の簡単な修理やメンテナンスだけに使うのではもったいない。きっともっといろいろなマクロの世界を見てみたくなるはずだ
製品名販売場所価格
LEDライト付き20倍ヘッドルーペ秋葉原「三月兎」1280円

ゼロ・ハリ