スマートフォンに足りない「セクシーさ」を加えるアクセサリーとは

スマートフォンアクセサリー市場に一石を投じる「スマートパンツ」

　携帯電話の普及に伴い、アクセサリー市場は爆発的な広がりを見せた。ストラップを始祖として、およそ思いつく限りのアクセサリーは商品化されているように感じる。携帯電話からスマートフォンに主戦場が移りつつある昨今も同様で、ケースといった至極真っ当なものから、最近ではイヤフォンジャックに差すアクセサリーといった一昔前には想像もしていなかったものが流行していることはご存じのことだろう。しかし、もうこれ以上、想像を超えた商品はそうそう出ないだろうという筆者の想定を遙かに上回るアイテムが発売されてしまった。スマートフォンにはかせるパンツ、である。

　この「スマートパンツ」は、スマートフォンのボタンを保護するアクセサリーパーツだ。iPhoneをはじめとした、画面下にハードボタンがひとつだけあるタイプのスマートフォン向けの製品となっている。シリコン製で伸縮性に富んでおり、多少画面サイズ（本体サイズ）が大きくても無理なく装着でき、ボタン操作も阻害しない。

　とはいえ、注目すべきは機能ではなく外観だろう。スマートフォンの外観を形容するために、これまで使ったことのない「セクシー」という言葉が、これほど似合うアクセサリーもないと思われる。ピンク色のブーメランも、ヒョウ柄のTバックも、ホームボタン保護の役割をしっかりとこなしつつ、かつて無いほどのインパクトを与えることに成功している。特にヒョウ柄Tバックの背面の食い込みには、「過激」という言葉を追加しても良いくらいだ。

　ホームボタンに付けるアクセサリーは、既に丸いパッチタイプのものがあり、一定の市場を形成しているので目新しさはないかもしれない。しかしこの「スマートパンツ」はスマートフォンの外観のあり方に一石を投じる商品であることは間違いないだろう。販売経路はカプセルマシン（バンダイのガシャポン）のため入手経路は限られてしまうが、百円玉を握って店を廻るのもまた一興だろう。なお、中身がランダムに選ばれるカプセルマシンという販売形態の特性上、筆者は5回挑戦してブーメラン×3、ヒョウ柄Tバック×1、ブリーフ×1と、かなりダブってしまったことを報告しておく。

「ブーメラン」を装着。ホームボタンにしっかりフィットする

続いて「ヒョウ柄Tバック」。面積は小さくとも機能は十分果たしている

ヒョウ柄Tバックの背面はとりわけセクシーさが漂う

筆者のお気に入りは、ダンディズム溢れる「ブリーフ」