本日の一品

簡単すぎるリンクケーブル

「wormhole switch JUC400」。繋ぐと光る。ケーブル長さは約2m

 日本でパソコンが一家に一台、本当にパーソナルな存在になってから時間は随分流れたが、お父さんお母さんのパソコンと息子・娘のパソコン間でファイルをやりとりする手段は、今のところSDカードやUSBメモリーを使うのが一般的ではないだろうか。LANによるネットワーク共有やクラウドサービス、USBリンクケーブルはさまざまな種類が登場し、ますます簡単になっているが、実際に導入している家庭はヘビーユーザーのいる家庭だろう。

 今回紹介する、加賀ハイテックが販売するリンクケーブル「wormhole switch JUC400」は、パソコンにこだわりのない人でも簡単に使いこなせる、かなり直観的なリンクケーブルだ。簡単さが紹介されていたが、使ってみたら想像以上に簡単で驚いた。

 2台のWindowsパソコンまたはMacのUSBポートにケーブルの両端を挿すと、両端の端子部分それぞれに搭載されているインストールファイルが自動起動する。ワンクリックでインストールすれば利用開始と。超がつくほど簡単だ。

 その後のファイルのコピーもやはりすごく直観的。片方のパソコンに接続されているキーボードとマウスの操作で、もう片方のパソコンを2つ目の画面のように操作できる。ファイルのやり取りも、片方のパソコンでコピーし、もう片方のパソコンまでマウスカーソルを動かしてペーストするか、ドラッグ&ドロップでファイルをコピーできる。リンクケーブルのセットアップ後は片方のパソコンのキーボードとマウスしか使わなくていいため、タブレットPCのようなキーボードがもともと無いパソコンでも役に立つ。

 とにかくPCビギナーにも直観的で簡単なのが印象的な「wormhole switch JUC400」、実家の両親に送りたくなる一品である。

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製品名販売元購入価格
「wormhole switch JUC400」加賀ハイテック2980円

山谷 剛史