本日の一品
3本タコ足USBケーブルでスマホ充電安泰生活
(2013/1/22 06:00)
ユニークな形状のプラグに加え、専用チップをプラグに内蔵したというアップル社の新世代ライトニングケーブルがiPhone5と同時に発表された。
あれから4カ月。チップの供給問題か製造上の難しさからか不明だが、はじめはインターネット上の限られたショップでしか販売されていなかったツチノコ的な互換ライトニングケーブルが、雨後の筍のように、秋葉のあちこちで販売されるようになってきた。
筆者も他の多くのiPhone 5ユーザーと同じだと思うが、別に、自分の出向く先のあちこちで、“データSync”を行いたいわけではない。ただでさえ、性能に比べてバッテリー容量が控えめな印象のあるiPhone 5を、テザリングでもこき使うせいで、バッテリーはあっという間に消耗する。そんなiPhone5やiPad miniを、出先で少しの時間でも、チャンスがあれば追加充電したいのだ。
iPadなどを併用していないiPhone 5単体ユーザーであっても、商品に標準で付属するライトニングケーブルに加えてモバイルやノマドワーク専用の2つ目のライトニングケーブルがあっても悪くはないはずだ。まして、筆者は、Android系のスマホやタブレット、マイクロUSB充電端子を持つデジタルグッズを複数持ち歩いている。
そういう多様な環境にピッタリな、マルチクライアント向けの充電ケーブルが、今回ご紹介する「3分岐充電ケーブル」だ。あくまで“充電ケーブル”でありデータSyncは対象外。さらにiPhone 5に関しては、将来のiOSのバージョンアップに対してもサポートの保証は一切ないという潔さだ。
筆者が購入したモノは、「3つのクライアントに繋がる3分岐ケーブル」と「2つのクライアントに繋がる2分岐ケーブル」の2種類だ。前者は、ライトニングプラグ、マイクロUSBプラグ、Dockプラグの三種類がサポートされており、後者はDockプラグを除く2種類がサポートされている。
USB規格の製品が生まれた頃に比べて、昨今はiPadやiPhoneのように大きな電力消費のクライアント機器も数多く、USB/ACアダプターでも2000mAh以上の商品が多数登場してきている。今回の3分岐プラグは、それらのUSB/ACアダプターと組み合わせることによっていくつかの効果を期待できる。
しかし、安全面の配慮で、製品の補償範囲は同時接続はクライアント2台までとなっている。筆者は実際に、iPad2とGalaxy Note2、iPhone5の3台を接続し、2100mAh出力のUSB/ACアダプターと組み合わせて自宅で充電を行なってみたが、3つのクライアント画面上には充電中の雷マークが表示された。
実際には、3台でも物理的充電は可能であるようだが、3台のクライアントに100%充電を終えるまでの総充電時間がかなり長時間なることは間違いないだろう。AndroidケータイやiPad等、充電ポートの形状の異なるクライアントハードウェアをもつユーザーには喉から手が出るほど欲しいアイテムのはずだ。
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
3分岐充電ケーブル | 秋葉原「三月兎」 | 1280円 |
2分岐充電ケーブル | 980円 |