本日の一品

サイバーでクール!な球形の目覚まし時計

「TOCKY(トッキー)」。小柄でシンプル

 家電量販店の目覚まし時計売り場で異彩を放つ球体の目覚まし時計「TOCKY(トッキー)」を見つけた。時間になると音を鳴らしながら勝手に動き出す目覚まし時計なのだとか。暴走系目覚まし時計ながら、ポップなデザインでインテリアに合いそうな感じがする。気になった筆者はブラック、アクア、オレンジ、ホワイトの4色のモデルの中から、パステルカラーのオレンジのTOCKYを購入した。

 ところかまわず動き回るだけじゃない。メーカーのNANDA HOMEのWebサイトの動画にもあるが、いかにもデジタルでサイバーな電子音が流れ、現在時刻やアラーム時刻の設定をするときもわざわざデジタルでサイバーな感じの演出がされている。また操作はタッチパネルで本体のディスプレイの縁を滑らせたりタッチしたりして、時刻などの設定をする。こういうどうでもいいところにこだわる製品はいいもので、買ってよかったなあと思わされた。

 目覚ましの音は、標準のデジタルでサイバーな音だけでなく、MP3データをUSB経由で転送することができ、また声をそのまま録音もできるので、自分好みの目覚まし音を流すこともできる。この転送には特別なソフトのインストールは必要とせず、USBメモリーのようにUSBポートに挿して転送をすればいいのがナイスだ。

 本体にはシリコンのカバーがついていて、これを装着することで、60cm以下の高さからの落下での動作を保証している。つまりテーブルの上において、TOCKYが暴走したあげく、テーブルから落下しても、高すぎなければ壊れるのではないかという余計な心配をしなくていいのだ。

 メーカーや販売店で書かれていない懸念点を書けば、回転するからにはモーターが動くのだろうが、このモーターが動作するときの音が結構うるさい点と、障害物のないところを走り回るので、部屋を掃除していないと埃などが本体に絡みついて結構汚くなるという点だろうか。部屋が汚い人にはお勧めできない。

 とはいえ人と違う目覚まし時計が欲しい、ポップな目覚まし時計が欲しいという人にはお勧めの一品だ。

どこに動くかわからない
製品名製造元購入価格
TOCKYNANDA HOME9480円

山谷 剛史