持ち運べるリング式モバイル・ホワイトボード「NUboard」


 ライフハックやビジネスハック、よくわからないステップアップなど“ひとつ上”を目指す人を支援するツールと評される流行りモノ系プロダクトに、筆者はとんと興味がない。しかし、欧文印刷株式会社「NUboard」(ヌーボード)については、単純に、面白い発想の商品として販売当初から強い興味を持っていた。

昨今、シンプルなアナログ記録を狙った商品は数多いが、筆者は、NUboardと右端の初代BoogieBoard、そして、自分たちで企画中のSPARC Tab(ピンク色の製品)の3つを活用している。共通点は「シンプル」と後付けできる「デジタル化変換機能」の2つだ

 「NUboard」の発売直後にA4サイズ版を購入したが、本来、筆者の仕事の範疇では、現場で即席ライブ型の筆記型プレゼンテーションを行う確率はほとんどなかった。また、筆者の脳内にあるチマチマとしたアイディアやイメージのビジュアル展開には、A4版NUboardの物理的サイズは大き過ぎ、なおかつ持ち歩くにも不便なサイズだった。

 そのため、けっこう高価なNUboardA4サイズは、購入後速攻で本棚の肥やしになっていたのが事実だ。対して、新書版サイズのNUboardは、常にバッグに入れて持ち歩き、リング綴じの本体を立ったままの姿勢でも片手で簡単にホールド可能。便利で軽量と良いことづくめだ。

 壁面型のホワイトボードもその傾向はあるが、NUboardは、付属の専用ペンで描いても、うっかりと2日ほど消すのを忘れていると、ホワイトボード上に書かれた文字は完璧に乾燥してしまい、専用ペンに付属の消しゴムごときでは全く消えない状態に変化してしまう。

 そのため筆者は、あらゆる場所、あらゆる時間に思いついたアイディアやTo DoをNuboardに即書き込み、速攻でスマホのカメラ機能で撮影して、クラウド型のKYBERサービスでデジタル化(100%完璧なテキスト化)を行い、物理的な描きこみ内容は必ず速攻で消す習慣をつけている。

 NUboard(新書サイズ版)は、厚紙のホワイトボードが全部で4枚(8ページ)あり、それらを挟むように同サイズの半透明ビニールシートが5枚存在する。ホワイトボードに記入した内容に加えて、部分的に必要な追加項目や挿絵等を半透明ビニールシートに書き込むことによって、重ねて見た場合のみ詳細が分かるといった階層的なアイデアチャートも簡単に構成できる。

 必要に応じて付箋を貼り付けたりすることにより、自分なりのモバイル・アイディア・ホワイトボードとして利用することも可能だ。

 NUboard新書版は、だんだん多機能・複雑・重量型に成長して、益々使えない道具となってきた最新のBoogieBoardの交代要員としてなくてはならない存在になってきた。なお、ホワイトボード本体については全く要望点はないのだが、付属の筆記具だけはもう少し使いやすいアイデアやモビリティの工夫が欲しいところだ。

スマホより二回りほど大きい携帯ホワイトボード「NUboard」付属のペンで、4枚(8ページ)を自由にどこでも書き込める
ホワイトボード頁の間に挿入されている半透明ビニールシートはアイデア次第で有効に活用できる筆者は、書き込んだ後、即効でスマホで撮影して、クラウドサービスであるKYBERにアップロードして保管する
KYBERは目的の全エリアを自動認識してくれる。光線や画角の関係で正しく選択できないときは指先でエリア選択を修正できる文字化(テキスト化)したい部分を指先で選択するアップロード後、しばらくすると、要求した部分が検索可能なテキストとしてOCR処理される。



商品名実売価格購入場所
ノートタイプのホワイトボード
「NUboard 」新書版
1302円amazon.co.jp


(ゼロ・ハリ)

2012/9/4 06:00