おもしろくて暗いところもバッチリのデジカメ
購入したサイバーショットDSC-WX1、ふつうの形のデジカメだ |
ケータイのカメラの性能が非常にアップした今日、デジタルカメラを買う意味ってかなり薄れているんじゃないかと思う。どうせ買うならケータイにできない機能を持った物じゃないとおもしろくない。
そんな中で購入したのはソニーの「サイバーショット DSC-WX1」。スイングパノラマ機能や暗いところに強いセンサー搭載の機種である。半年ほど前の展示会でスイングパノラマの機能に感動したものの、当時の搭載機種は比較的大きな形のDSC-HX1だけで、いつでも持ち運べる大きさの機種をずっと待っていたのだ。
待ちに待ったDSC-WX1は、裏面照射型CMOSセンサーを搭載して、暗がりでもそこそこの画質で撮影可能になった。コンパクトなデジタルカメラとしては高価な部類だったが、予約開始とともにすぐにオーダーを入れ、発売日当日にゲットした。
愛機HT-03Aと並べてもコンパクト |
届いた昼間にすぐ試し撮りをしてみたものの、やはり昼間ではその特徴がわかりにくい。日が落ちるのを待って外で写真を撮ってみた。スイングパノラマで夜景を撮るという2つの特徴を同時に試してみたのだが、かなり“見られる画像”になっている。
その後も何日か使ってみたが、暗いところの撮影は驚くほどきれい。これで撮った写真だけみれば大したことと感じないかもしれないが、同じような場所でとった他の機種と比べると驚くほどきれいな写真になっている。
もうひとつの特徴でもあるスイングパノラマもなかなか面白い。スイングさせ方によっては写真がブレてしまうが、少し慣れてくれば、ちゃんとしたものが撮れるようになる。
ほかには、他社の競合機種に比べてひとまわりコンパクトなボディや、24mm相当からの広角ズーム、連写機能などもありがたい特長。コンパクトなおかげで持ち歩きをためらう場面が減り、シャッターチャンスを逃すということがなくなりそうだ。
これから年末にかけて日が短くなる。スイングパノラマも楽しいが、高感度性能は秋の夜長にぴったり。これからいろいろな場面で役立ちそうなデジタルカメラになりそうだ。
連写が得意で、ダダダダっーと撮れてしまうのは快感だ | スイングパノラマも回転ダイヤルを回せばすぐ撮れる。シャッターボタンを押しながらカメラを画面の指示どおり振りまわす |
簡単に撮れるパノラマ写真。夜景もOK。左から右へカメラを振るので、動いてるクルマの形がおかしいのはご愛嬌 |
製品名 | 発売元 | 購入価格 | 購入場所 |
DSC-WX1 | ソニー | 3万5820円 | ソニースタイル |
2009/10/28 11:10