大仏さま用イヤフォン!? iPhone純正イヤフォン型据置スピーカー
iPod付属のイヤフォンにそっくり |
巷で見かけるイヤフォンといえば、ハイファイとはほど遠く、滑りやすくて耳に収まりの悪い白いiPod付属のモノがあふれている。色へのこだわりは、トータルなブランド戦略の一環だとは思うが、ホワイトカラーだけでは満足できないユーザーも多いのではないかと思う。もっとも、周辺機器メーカーや音響機器メーカーに白以外の市場を明け渡していると考えれば、それはそれで秀逸なマーケティング戦略かもしれない。
誰もが知っているiPodの白いイヤフォンだが、そのシンプルなデザインをうまくアレンジしたジョーク製品として、巨大イヤフォン型のデスクトップ・スピーカーが発売されている。
ユーモアあふれるジョーク商品を北米を中心に世界中に販売しているFred製のデスクトップスピーカー「500XL」がそれだ。アップル純正のイヤフォン片側1個の重さが約2gなのに対し、500XLはその“XL”という名前に恥じない80倍の約160gだ。なんと容積は500倍らしい。
この巨大サイズ、ヘビー級の重量に耐えられるのはせいぜい大仏様の耳くらいだろう。500XL は、単3電池3本または別売のACアダプターで動作する。当然ながらサウンドも大味だが、そもそもサウンドのクオリティをとやかく言うプロダクトではない。遊びに来た友達を驚かせればそれで使命は終わる、そういうこけおどしプロダクトなのだ。
常に音質に文句を言いながらも、初代のiPodから最新のnanoまでiPod全世代を買ってしまった筆者だが、イヤフォンだけは常に別途購入した他社の商品を組み合わせて使っていた。そのため、どのiPodに付属していたかわからない付属イヤフォンが引き出しの中にはたくさんある。
そのデッドストックコレクションの中に、500XLそっくりの形状をしたモノがあるので、それとペアにして、並べておどろかせるのが鉄則だ。
ただし、正直なところ500XLは、いつも整理されていない筆者のデスク上では、きわめて大きく邪魔な存在になってきている。引き取り手をずっと募集しているが、いまだに誰も現れない。自慢には良いが、後始末に困る一品だ。
実際のサイズはこんな感じ | 容積500分の1のiPod用の付属品とのサイズ比較 |
単3電池3本を収納する電池ボックスとAUDIO IN端子 | 実際にはこんなレイアウトで聴くが……バラバラ感は拭えない |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
500XL デスクトップ・スピーカー | 5500円前後 | ガラクタ貿易(東京・御徒町) |
2009/10/27 06:00