童心に帰れる掃除グッズ「おそうじ消しゴム」


「モノ(MONO)」にそっくりなパッケージ。横には丁寧に「文房具の消しゴムではありません」とある

 小学生のころからお世話になっている消しゴムといえば、青白黒の3色のパッケージが特徴の、お馴染みトンボ鉛筆の「モノ(MONO)」。それにそっくりで、トンボ鉛筆公認デザインの「おそうじ消しゴム」は、その名の通り鉛筆で書いた字や絵を消す消しゴムではなく、ゴシゴシと汚れたものをこすってきれいにする掃除グッズだ。

 掃除用だけに本家「モノ(MONO)」よりもずっと大きいが、そのデザインだけに、ルーチンワークに感じるぞうきんを使った家の中の掃除が、少し楽しい作業に思えてくることうけあい。本家の消しゴムの「モノ(MONO)」と同様に、製品そのものは白く、汚れをとったカ所は茶色や黒に変色する。汚れカスを出したり、汚れた部分をちぎれば純白の部分が出て、そこの面で汚れた場所をこすれば再び汚れがとれる。汚れをとれば、黒くなるというのは分かりやすく、達成感がある。筆者自身、一番最初に使い始めたときは「へー」と感心するほど汚れがとれ、おそうじ消しゴムが黒ずんだ。

 お馴染みのアイテムのデザインを拝借した、単なるアイディア商品だと思うなかれ。メーカーはアズマ工業という掃除グッズ専門のメーカーで品質も安心できる。

 床から茶碗までどこにでも使える、というわけでなく、用途は限られている。パッケージの説明によれば、ガラス、鏡、浴槽や食器などの陶磁器、それに流しなどのステンレスといった硬いものに対し使えるのだそうだ。「掃除したいけど面倒……」と思う人は、おそうじ消しゴムを用意して、騙されたと思ってゴシゴシしてほしい。分かりやすい汚れの落ち方に一度は熱中するだろう。

本家同様、白く四角い。にぎる部分のカバーがあれば、より童心をくすぐるのではなかろうか?流し台を掃除。しっかり黒くなったおそうじ消しゴム

 

製品名製造元購入価格
おそうじ消しゴムアズマ工業148円

 

(山谷 剛史)

2009/8/27 11:00