本日の一品
回転する宝石ダイヤル時計にクールなスマホケースまで! 今年の三品を紹介
2025年12月29日 00:00
今年も多くの役に立つガジェット、役に立たないガジェットをご紹介してきたが、例年のように本稿ではその中から筆者が“今年の三品”を選び抜いてご紹介したい。正直、毎回この選抜作業は悩ましいが、迷った末に残ったのが以下の3つだ。いずれも“日常のどこかの歯車が少しだけ軽くなる”、そんな存在感のあるアイテムを選んだ。
回転する宝石ダイヤル”視線泥棒ウォッチ”
今年のラインアップの中でも、最も「説明より実物を見せた方が早い」カテゴリーに属するのがこの宝石ダイヤル・ウォッチだろう。百聞は一見にしかず! 見るだけで全て理解できる動画は……。
時計の“文字盤”が静止していないというだけで、既に腕時計の範疇を軽々と飛び越えている。宝石を模した装飾パーツがロータス(蓮)の花弁のように広がり、手首を動かすたびキラリと反射する。
文字盤を構成するパーツやアクセサリーの一部が動く腕時計は少なくないが、この腕時計の動作は極めてプリミティブ。ただ文字盤が回転するだけ。超シンプルだが視覚効果は抜群。それだけで女性向けアクセサリーとして成立してしまう完成度なのだ。
筆者はこの種の“話題づくり要素が過剰なアイテム”に昔から弱いのだが、本品は単なるネタグッズではなく、普段使いに耐えるケース剛性とムーブメントを備えている点を評価したい。
特に以下の写真はその魅力を端的に示してくれるだろう。今年紹介した中で、最も“視線泥棒”の称号にふさわしい一品である。
| 商品名 | 購入場所 | 実売価格 |
|---|---|---|
| 女性用クォーツ時計 | AliExpress | 379円(19日時点) |
ただのスマホ・バンパーなのにクールなBlue on Blueの極致
二品目は一転してストイックさの象徴とも言える「AeroFrame Bumper」である。Galaxy Z Fold7という重量級のフラッグシップ折りたたみ端末に対し、最低限の骨組みだけで成立させたミニマル設計は、スマホケースというより“構造体(フレーム)”の選択に近い。
筆者が強く推したいのは、そのカラーコンビネーションだ。Z Fold7のブルーとAeroFrameのブルーが絶妙に溶け合い、まるで純正アクセサリーのように“元からこういう端末だったのでは?”と思わせる統一感が素晴らしい。
この「Blue on Blue」の完成度こそ、本品が今年の三品に入った最大の理由だ。また、金属フレームでありながら重さを感じさせない絶妙なバランス、ヒンジへの干渉ゼロ設計、MagSafe対応による運用性向上と、単なるデザインアクセサリーを超えた“実用品の成熟度”も十分に感じさせる。
装着・脱着のスムーズな優しさと仕組みも極めて秀逸だ。スマホケースの進化を単なる「保護」から「機能統合型フレーム」へ押し上げた存在として、今年のモスト・グッドルッキングなバンパーだ。
| 製品名 | 発売元 | 実売価格 |
|---|---|---|
| AeroFrame Metal Bumper Case with MagSafe for Z Fold7 | Z Fold Case | $59.95 USD |
残念ながら必須アイテムになりそうな耐火ポーチ「BOUKA」
昨今のニュースを見ているとモバイルバッテリーのリスク管理が“日常装備”になってしまいそうな時代だ。今年の一品ラインアップの中でも、最も実用性の観点で外せないのが耐火ポーチ「BOUKA」である。
モバイルバッテリーは進化し続ける一方で、そのリスク(膨張、発火)は依然としてゼロではない。BOUKAはその“最悪のケース”に対して、個人レベルでできる現実的な対策を提供してくれる。
UL94相当の耐火性能を持つ素材を採用し、初期消火・延焼抑制を目的に設計されたシンプルなギアだが、実際に手に取ると予想以上に“日常に溶け込む質感”を持っている。硬すぎず柔らかすぎず、そのサイズはカバンに入れても違和感がない。
加えて、近年の高容量モバイルバッテリーの普及もあり、この種の耐火ポーチは今後は「一家に一つ」、「一人一個」のレベルの存在になっていくだろう。派手さはないが、“安全を買う””不可避な事故に備える”という意味で、今年もっとも価値のある投資だと言える。
| 商品名 | - | 実売価格 |
|---|---|---|
| 耐火ポーチ BOUKA(防火) | - | 980円 |
以上が、今年筆者が毎月ご紹介したガジェットの中から選んだ“今年の三品”である。ジャンルは異なるが、それぞれが筆者の日常に独自の役割をもたらしたアイテムだ。来年もまた、多くの新製品や、時代を超えてサバイバルし続ける怪しいガジェットたちが登場するだろう。
本稿では、そんな変態的に選りすぐった逸品たちをご紹介していきたい。どうか引き続きお付き合いいただければ幸いだ。












