本日の一品
ドコモのオリジナルスマートウォッチはどこまで実用的に仕上がっているのか試してみた
2025年9月3日 00:01
7月7日に、NTTドコモからオリジナルスマートウォッチ「スマートウォッチ 01」、「スマートウォッチ 02」が発売されました。4月にはKDDIがau Smart Watchを発売したことも記憶に新しいように、通信キャリアがオリジナル製品を発売する流れがきているのかもしれません。
ドコモのオリジナルスマートウォッチは、「スマートウォッチ 01」が1.83インチの大画面モデル、「スマートウォッチ 02」が1.45インチを搭載した、スリムボディモデルとなります。基本機能に差はほとんどなく、いずれも6980円と安価なデバイスとなります。
今回、ドコモから製品をお貸出いただいたので、「スマートウォッチ 01」をメインに、機能性を試してみました。
「スマートウォッチ 01」は、1.83インチのTFT液晶パネルを搭載。解像度は240×284となります。

普段からスマートウォッチを使っていると、解像感は低く感じますが、視認性が極端に悪いというほどでもないので、スマートウォッチデビューであれば、そこまで違和感なく使えるはずです。
画面輝度は最大500ニトで、自動的に明るさを調節する機能も非搭載なので、特に直射日光の強い今時期は、屋外だと少々見づらさを覚えることもあります。
大きさは36×11×49mmとそれなりに大型ですが、スマートウォッチとしてはかなり軽量なので、長時間着けていてもストレスはあまり感じません。ベルトも柔らかいシリコン素材で、少々安っぽい見た目ではありますが、手触りは好感触。夏場は汗で蒸れることもありますが、一般的なスライドばね棒タイプになっているので、ある程度付け替えにも対応できるはずです。
本体側面には、リューズタイプの電源ボタンが1つ搭載されています。押し込みで画面点灯のオンオフ、ホーム画面に戻る動作をするほか、回転させてスクロール操作もできます。ホーム画面でリューズを回転させると、ウォッチフェイスが切り替わるので、気分に合わせてデザインを変えやすい一方、意図しないタイミングで画面が切り替わっていることがありました。
健康管理機能としては、心拍数、血中酸素飽和度、睡眠情報、ストレスの計測に対応。競合他社と比べ、多機能というわけではありませんが、スマートウォッチに求められる健康管理機能は、ひとまずカバーできている印象です。100種類以上のスポーツも登録されており、歩数の計測やエクサイズ記録の集計もできるので、ワークアウトのお供としてもある程度使用できます。
収集したデータは、「TechWear」アプリから確認します。機能が極端に多いわけではないためではありますが、各項目がパネルになってわかりやすく表示されており、それぞれのパネルを開いて詳細のチェックもできるので、わかりにくさはありません。デバイスの接続、各種設定もしっかりと項目分けされており、初心者に優しいUIだと感じます。
特に睡眠時間の計測は、浅い睡眠、深い睡眠を計測できており、スコア化もされるため、1つの指標として活用しやすいのが魅力です。
一方で、エクササイズ記録は、日ごとに行った運動がリスト化して表示されるのみなので、週ごと、月ごとのデータをまとめてチェックするのには不向きになっています。運動時の心拍数なども紐づかないため、ワークアウト機能をメインに据えて考えると、少々物足りなさもあります。
他のスマートウォッチにはなかなかない、ドコモオリジナルモデルならではの機能が、dヘルスケアとの連携機能です。スマートウォッチで集計したデータを、dヘルスケアに反映するというシンプルな連携ではありますが、うまく活用すればdポイントを貯めることもできるので、ポイ活勢には嬉しい機能でしょう。
個人的な願望ではありますが、せっかくキャリアオリジナルのスマートウォッチが出るのであれば、セルラー通信に対応したり、d払いといった各キャリアが持つQR決済アプリにも対応してほしいと感じています。「スマートウォッチ 01」は、今後そういったキャリアそれぞれのサービスに特化した製品展開の伏線となるようなモデルなのかもしれません。
| 製品名 | 価格 | 提供元 |
| スマートウォッチ 01 | 6980円 | NTTドコモ |
| スマートウォッチ 02 |
【お詫びと訂正 2025/09/03 12:04】
記事初出時、ドコモ店頭でサポートを受けられるとしておりましたが、誤りです。お詫びして訂正いたします。







