本日の一品

ソニーの「WH-CH720N」は軽快な装着感のBluetooth NCヘッドホンだ

 筆者が主に音楽を聴くときに使用しているヘッドホンも、購入から10年以上が経過しました。ヘッドバンド部分の被膜はすべて剥がれ、イヤーマフもボロボロになったので交換、Bluetoothで接続するとたまに片耳が聞こえなくなったりと、さすがにガタが来ているのを実感せざるを得ません。

 いっそ買い替えるかと決意して家電量販店のヘッドホン売り場へ赴いて試すけど結局は購入しない、というのがいつものパターンなのですが、以前から目をつけていた少し前の最新機種が、だいぶお求めやすい価格になっているのを目の当たりにして、こんな価格でいいんですか!? と思わず購入。使ってみて大変な満足を得ることができたので、ご紹介させていただければと思います。

ソニーのヘッドホン「WH-CH720N」。3色展開されているうちの青を選択しました。

 購入したのはソニーの「WH-CH720N」という機種。発売は2023年3月なので、2年くらい前の機種になります。しかし、Bluetoothでワイヤレス接続はできますし、ノイズキャンセリング機能はあるし、充電はUSB Type-C経由で行えますし、もちろん有線ヘッドホンとしても使えますし、マイクがついているのでヘッドセットにもなります。そして何より音がいい。文句の付け所がありません。

マイクを搭載しているので、ヘッドセットとしても使用できます。
ノイズキャンセリング用の外部モニター用マイクを両側に搭載。マイクと合わせて自然な音声を拾えるようになっているそうです。
イヤーカフの下部に操作用ボタンを備えます。すべて形状が異なるので手探りで操作しやすい気がします。
有線接続用のイヤホンプラグがついているほか、充電はUSB Type-C経由で行えます。

 調べてみたところ、フラッグシップ機種と同じチップを搭載しているとか。これで1万円台中盤と、だいぶお安い価格になっているのですから、何の不満がありましょう。

 なお、専用アプリ「Sound Connect」を使用すれば、好みに合わせて細かくイコライザーの設定ができたり、位置情報や行動形態に合わせて音質やノイズキャンセリングの強度を設定できたりと至れり尽くせり。現代のヘッドホンてこんなに便利なの……!? と、10年前のヘッドホンをずっと使っていて時代に取り残されていた筆者は衝撃を受けました。

専用アプリ「Sound Connect」。接続もこれ一つで済むのでラクチンです。
自分の好みにイコライザーを調整可能。プリセットからも選択できます。
行動や位置を検出して自動的にイコライザーやノイズキャンセリングの設定を切り替えてくれる機能には衝撃を受けました。今のヘッドホンて凄いですね……。

 上述のような機能の数々は大前提として、筆者が購入を決意した大きな要因の一つは、ちょっと使っただけでもわかる圧倒的な「軽さ」でした。このヘッドホン、重さが約192gしかありません。加えてヘッドバンドが頭を挟みこむ加減が実に絶妙で、装着していてまったく圧迫感がないのです。

画像だと伝わりませんが、持ったときに思わず「軽っ」と声が出るほどの軽さが購入の決定打となりました。

 カナル型のイヤホンをずっとしていると耳孔が痛くなるのと同様に、ヘッドホンをずっとしたままだと頭が痛くなってしまう筆者としては、この装着感の軽さにとても助けられています。そのわりにちゃんと低音も鳴りますし、音も良いのですから不思議です。

 決して最新機種というわけではありませんが、必要十分な機能を備え、使用時の感触も上々な本機種。まだソニーストアでも最新機種と並べて販売しているようですが、市場ではだいぶお安く出回っているので、買うなら今ですよ! とおすすめしたい一品です。

製品名購入場所価格
WH-CH720Nヨドバシカメラ18,110円(税込)
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