本日の一品

噂通りのお値段以上。実売2480円のANC搭載イヤホン「Redmi Buds 6 Lite」

 アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載ながら実売2480円という激安ぶりが話題の、シャオミ「Redmi Buds 6 Lite」。これだけ安ければ、たとえ使ってみてハズレでもダメージは少ない。他の製品と比較する機会もあったため、実機を購入して試してみることにした。

白く丸みを帯びたケースはAirPods Proを彷彿とさせる。光沢の質感もよく似ている

 結論から言うとこの製品、実売1万円以上だと言われても疑わないほど完成度は高い。AirPods Proに代表される実売3万円オーバーの製品と比べると、リモコンの操作性や遮音性など、全体的に少しずつ及ばない点はあるが、高音から低音までしっかり聞こえるほか、高価格帯の製品で見かける、バッテリー切れの時に短時間の充電で数時間の再生を可能にする機能もサポートするなど、価格以上の品であることは明白だ。

上部の蓋を開けると電源がオンになる。このあたりは昨今の完全ワイヤレスイヤホンに共通する挙動だ
かなり複雑な曲線をもったイヤホン本体。側面タップでさまざまな操作が行える

 最大40dBに対応するアクティブノイズキャンセリングは、オンとオフ、さらに外音取り込み機能もきちんと用意されており、デジタルで補正された不自然さも少ない。アクティブノイズキャンセリングの入門用としてはもちろん、メイン機としてしっかり使い込みたいユーザにとっても候補に入ってくる製品だ。

ポートはUSB Type-C。隣には目立たないがペアリングなどに用いるボタンもある

 また充電ケーブルこそ添付されていないものの、価格重視の製品では省かれがちな交換用のイヤーピースがきちんと付属していたりと、無理にコストを省いていないのも好印象だ。本体がツルツルとしており落としやすいこと、またAirPods Proなどと比べた場合、サードパーティの保護ケースなどのオプションのラインナップ面で不利なのが、強いてあげればマイナスかもしれない。

廉価なイヤホンでは省かれがちな交換用イヤーピースもしっかりと2サイズが付属する

 ちなみにアプリをインストールすることでジェスチャ機能のカスタマイズやイコライザーの調節が可能だが、アプリなしでも基本機能はしっかり使えるし、ノイズキャンセリング機能の切り替えも本体だけで行える。ホームページなどではいまいちわかりづらいそれらの点をよりアピールすれば、さらに多くのユーザに受け入れられる製品と言えるだろう。

これはiOS用のスマホアプリ。ジェスチャー機能のカスタマイズが行える。ノイズキャンセリングの切り替えはこのアプリがなくとも本体のみで行える
製品名発売元実売価格
Redmi Buds 6 Liteシャオミ・ジャパン2480円
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