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7990円のアンカー製ワイヤレスイヤホン「Soundcore P40i」、その実力をチェック
2024年8月8日 00:00
完全ワイヤレスイヤホンは、安価なもので5000円~1万円、ミドルクラスで1万円~2万円、ハイエンドになると2万円超程度といった価格感で販売されています。当然、上位モデルになるほど、ノイズキャンセリング機能や、マルチポイント機能といった、利便性を向上させる機能が増えていくのが、通例でしょう。
とはいえ、イヤホンにそこまでお金をかけたくないという人にとって、1万円を超える製品は、なかなか手を出しにくいのも事実。近年は、この“アンダー1万円”の市場で、各メーカーがしのぎを削っている最中です。
今回試したのは、コスパに優れたオーディオ製品を多く展開する、アンカー・ジャパンの「Soundcore P40i」。公式オンラインストアで7990円と安価ながら、ノイズキャンセリング性能やマルチポイント接続、防水に対応しています。
Soundcore P40iは、シリーズのベストセラー製品である「Life P3」の次世代モデルという位置づけになっており、多機能さとコンパクトな筐体が特徴。前モデル比で、スティック部分の長さが約14%縮小されたとのことです。
まずうれしいポイントが、イヤーピースが装着済みのものを含めて5サイズ用意されている点です。自分の耳にフィットするサイズを選びやすいのは魅力でしょう。特に、カナル型の圧迫感が苦手な人や、そもそも耳の穴が小さく、イヤホンを装着しにくいという人にもおすすめできます。耳に装着する本体部分は楕円形で、耳辺りがよくなっています。
また、イヤホンを格納する充電ケースに、スマホスタンドが付いており、イヤホンを使用しながらスマホを横置きできるという、ユニークな機能も個人的には気に入っています。スマホは縦置きが出来なかったり、片方のイヤホンをケースにしまっている場合は立てかけられない、角度調節ができないなど、スタンドとして優秀とは言い切れないものの、出先で動画を見たい時に、サッとスタンド代わりになると思えば、十分有用です。
音質としては、11mmドライバーを活かした、ズンと響く低音が特徴。中音域は若干弱めですが、高音域はシャリシャリと鳴る印象です。よほどのこだわりがなければ、十分高品質に感じるのではないでしょうか。より細かく音の鳴り方を調節したい場合は、「soundcore」アプリからイコライザーの調節を行いましょう。
7990円と比較的安価なワイヤレスイヤホンながら、強力なアクティブノイズキャンセリング性能を有しているのも特徴です。ANCのレベルはアプリで変更でき、環境音に合わせて自動的に調節できるほか、自動で5段階に調節することも可能。「屋内」「屋外」といった、シーン別にも調節できます。
そのほか、マルチポイント機能やIPX5の防水規格にも対応。バッテリーはイヤホン単体で最大12時間、充電ケース併用で最大60時間とかなり長く、充電ケースのワイヤレス充電に対応しているのも特徴です。
イヤホン本体は軽量で、バッテリー持続時間も十分。ノイズキャンセリング性能や防水性能もあり、専用アプリの使い勝手もいいうえに、充電ケースはスタンド代わりにもなる。このように特徴をまとめると、外出用の完全ワイヤレスイヤホンとして、ぴったりの製品だと感じます。Snoudcoreシリーズにはコスパに優れた製品が豊富にそろえられていますが、しばらくはSoundcore P40iをカバンに忍ばせておく生活が続きそうです。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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Soundcore P40i | アンカー・ジャパン | 7990円 |