本日の一品

残り時間を視覚的に把握できる「時っ感タイマー」

 筆者宅の子どもたちは中学3年生。高校受験を控えているというのに、勉強に積極的に取り組む姿勢は、今のところ全く見られません。あれこれ指導して机に向かわせるものの、いつのまにかダラダラしている始末。一日8時間勉強しろとは言わないまでも、せめてもうちょっと集中して取り組んでくれないか。そんな願いを込めて、書店や文房具店でよく見かけた「時っ感タイマー」を購入してみました。

ソニックの「時っ感タイマー」。スタンダードな10cmの60分計モデルを購入。

 「時っ感タイマー」は残り時間をわかりやすく視覚化してくれるタイマーです。さまざまなタイプの製品がある中で、筆者はもっともスタンダード(と思われる)盤面の直径が10cmの60分計タイプを選びました。

横から見たところ。さほど厚みもなく机の上で邪魔にはなりません。
単4電池を2本使用。電池カバー下には、アラームの回数や音量を設定するスイッチがあります。

 シンプルな見た目通り使い方も単純で、60分計の真ん中にあるノブを反時計回りに回すと、残り分数にあわせて盤面上に色付きのフィルムが引き出されて重なり、残り時間を視覚的に表示してくれます。分数を合わせたら手を離せば、あとは自動的にタイマーが作動し、残り時間とともに色つきフィルムの色面が減っていくという仕組みです。0分になるとピピピと電子音で時間が経過したことを知らせてもくれます。

残り30分から徐々に残り時間が減っていく様子。「30:00」とか「15:00」と表示されるよりも、体感的に時間を把握できます。

 時間を測るだけならキッチンタイマーを使っても同じことができますが、本製品のキモは「残り時間を視覚的に見せる」ことにあります。例えば30分のタイマーをセットした場合、デジタル計なら残り30分、15分、10分……と数値が変化するだけのところ、「実っ感タイマー」は60分計の盤面が半分覆われた状態から、1/4になり、1/6になり……と変化していき、残り時間を「実感」できるというわけです。時計の盤面がまだ読めない小さいお子さんと、時間を決めて学習をするのにもぴったりです。

 もちろん大人でも、家で勉強や仕事に集中して取り組むのにも向いていると思います。集中しなければならないのに、ついケータイを見てしまったり、片付けを始めたりとソワソワしがちのところ、本製品を使い、30~40分を1単位として休憩を挟みつつ集中を維持するのに役立ちそうです。本製品はシリーズ展開されており様々なタイプがあるので、使い方に応じて選んでみても良いかもしれません。

机の上で学習を見守る時っ感タイマー。10分でいいから集中してやってごらんと、タイマーを使って促しています。

 かくして「時っ感タイマー」を与えてみた我が家の子どもたちは「何これー」と興味を示し、新しいガジェットへの好奇心から実際に使っての学習に取り組んでくれているようです。願わくばその興味が、長く持続しますように……。

製品名発売元価格
時っ感タイマーソニック2182円
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