本日の一品

パソコンを買い換えてもこれは欠かせない ブラックアウトステッカー

 6年ぶりにノートPCを買い換えた。いろいろ考えたのだが、結局、またMacBook Proの14インチ版にした。

パッケージ写真。2021年版MacBook Pro以外にもいろいろな機種に対応しているため、パッケージと中身のシールが完全同一ではない(シールの方が多い)ことに注意したい。

 ずいぶん重いなと思っていたのだが、前に使っていた2015年版のMacBook Proと比べると、カタログスペックでは20gしか違わないのがすごく意外だ。

 新しいパソコンを買ったらやることはセットアップである。普段使いのソフトウェアを次々にインストールしていって使いやすい環境をつくりあげていくのはみなさんやっていると思うが、筆者の場合はハードウェア的にもやることがある。

 それがキートップの入れ替えとブラックアウトステッカーを貼ることだ。

 筆者はKarabiner-Elementsを使ってキーの配列をちょっと変えている。右手側のキー配列を右に一つずつずらして、両手の間隔がちょっと広くなるようにしているのだ。

 それに合わせてキーボードの右側のキートップ全体をずらしたい。デスクトップ機で使っているHHKBは簡単にキートップが付け外しできるので右側全体をずらしてキーの刻印を入力される文字と合わせている。

 しかしMacBook Proの繊細なキートップ全体を入れ替える根性は筆者にはない。そこでホームポジションのマークのあるJキーだけKのキーと入れ替え(この2つ外すだけでもドキドキである)、あとはブラックアウトステッカーで隠してしまえばキーの刻印に惑わされることもなく快適にタイプできるという寸法だ。

剥がす前のシールを拡大した。カットの筋が以前の製品よりずいぶん複雑になっているのがわかる。

 以前購入したブラックアウトステッカーはほぼ全てのシールが角を丸くした四角形で外見で判別できなかったのだが、今回購入した製品は文字ごとに違う形のシールになっており、よく見るとなんのキーか判断できるようになっていた。

剥がしたあとの台紙。これを見るとシールの外形がよくわかる。

 シールを貼ると段差ができるので慣れれば触感でも判断可能かもしれない。調べたところ2019年12月にリニューアルしてから対応機種を増やしていき、今回買ったMacBook Pro 14インチにも対応していた。角丸四角の従来製品もブラックアウトステッカーProとして販売は継続されている。

キーボードに貼った状態。最上段と最下段は貼っていない。

 さすがにアルファベットや数字のキーがわからないということはあまりないのだが、Shift+数字キーで出る記号についてはちょっと怪しいところがある(ちなみに筆者は8bitパソコン時代からキーボードを使っているが、まあそんなものだ)。

新しいMacBook Proと今まで使っていたMacBook Pro 2015モデルの比較。何度か貼り直しているので端がへたっているが、現在でも十分使えるのはすごい。

 そんな時にもこのブラックアウトステッカーならなんとなく知ることができるのできっと助かることもあるだろうと期待している。

 同じ形状でホワイトアウトステッカーも用意されているので外付けのMagic Keyboardユーザーにも対応している。よりシンプルなキーボードを求めている方にはおすすめしたい一品だ。