本日の一品

不快なムシをおびき寄せて退治する電撃殺虫器「ムシコロ」

 冬からの目覚めを感じる今日このごろ。早くも安アパートに住む筆者には問題が降り掛かってきている。

「ムシコロ」本体。すごくストレートなネーミングだ。本来は左にたれているチェーンで吊るして使うもの

 気密性が異様に低い。古い住宅にありがちだが、窓を閉めているのにカーテンが揺れる、強風で窓がガタガタうるさいなどは日常茶飯事。しかし、これによる最大の問題は虫の侵入だ。

 羽虫的な何かがしょっちゅう入ってくる。パソコンの前に座っているとディスプレイ前に飛んでくる。食事の支度をしているとその周辺に飛んでくる。実にやっかいだ。仕事で外出していることが多かったかつてはあまり気にならなかったが、ここ2~3年ほどはすっかりテレワークが主体。仕事中に目の前をブンブン飛ばれると流石に邪魔だ。

本体下部。底は虫を捕らえる蓋で回せば外せる
本体下部の蓋を外したところ。中央のネジ2つを外せば蛍光灯を交換できる。説明書によるとコバエ退治にはここに少量の酒を入れることで効果が高まるという
生ゴミなどは早めに処分しているのに……。なぜこんなに虫が出るのか? 写真は動作中のムシコロ。動作時はどこに何があるか分かる程度には明るい

 2022年の夏ごろの話だ。殺虫剤の使いすぎで、そろそろ筆者自身が駆除されそうになってきたので購入したのが、大進製の電撃殺虫器「ムシコロ DS-056」という製品。

 電源コードは2mほど。説明書によると地上高1.8m程度が最適だそうだ。が、筆者宅はあまりに狭小すぎて吊るす場所を確保できなかったので、ひとまずデスクトップパソコンの上においてある。本体に電源スイッチなどはなく、コンセントをさすとすぐに点灯する。

 中にある蛍光灯は一般的に売られている「FL-6BL」というタイプのもので、切れたとしてもドライバーでネジを外せば交換できるようになっている。

 購入からひと夏のあいだ使用してみたが、さすがにゼロとまでは言わないものの目に見えてムシの数は減少した。本体下部の受け皿には、たしかに始末した虫たちが横たわっていた。コンビニの軒先に仕掛けられているような、大きな電撃殺虫器は仕留める際に、かなり派手めな「バチッ」という電撃音がするが、この製品が発するそれはそこまでの派手さはない。とはいえ寝る前の、うとうとしている瞬間に仕留めると少々おどろく程度の音量ではある。一方でにおいなどは特に感じられない。

 光で虫をおびき寄せるという性質上、部屋が明るくては十分に性能を発揮しない。1Kやワンルームで暮らす人は、寝ている間に使うかカーテンを閉めたほうが良い。そんなに高価な商品ではないものの、効果は高いと思う。筆者はこの時期もうすでにお世話になっているが、徐々に暖かくなる季節、虫に悩まされている方は検討してみてはどうだろうか。

製品名発売元購入価格
ムシコロ DS-056大進4080円
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