本日の一品

珍しい2口タイプのシートが付属したスマホ用ショルダーストラップ「P-STSDH2R」

 近頃は街中で、スマホを肩から掛けられるショルダーベルトを使っている人をよく見かける。スマホを毎回バッグやポケットに片付けなくても、すばやく使えるのが売りのこのショルダーベルト、量販店でもコーナーが設けられており、かなりのヒット製品になっているようだ。

同梱品一覧。ストラップ本体に加えてストラップシート(手前)が2種類あるのが特徴

 このショルダーベルト、スマホケース一体型として売られている場合もあれば、既存のスマホケースに取り付けるアタッチメント込みで売られている場合もある。今回紹介する「P-STSDH2R」は後者にあたり、既存の保護ケースに追加して使用することを前提とした製品だ。

 仕組みとしては、ストラップを取り付けられる座金が付いたストラップシートの先端を、スマホケースとスマホの隙間から出し、そこにストラップを取り付けるだけ。これならば、どのようなスマホケースでも、たいていは取り付けが可能だ。あとはストラップの長さを調節して、首から掛けるか、あるいはショルダーとして使うかを決めればよい。

ストラップを取り付けた状態。ストラップは丸紐タイプ

 と、ここまで紹介した仕組み自体はどのメーカーも横並びで、せいぜい素材が違うくらいの差しかないのだが、本製品ならではの特徴といえるのが、2口タイプのストラップシートが付属することだ。

パッケージ。他社にない2口ストラップシートのアピールはなぜか控えめだ
他社製品(右)はこのように1口タイプばかり。ただしストラップシートは透明のほうが目立たず、好みは分かれそうだ

 一般的に、ストラップを取り付けるストラップシートは、通常はスマホ下部中央にある充電ケーブル穴から出すことを前提に、座金がひとつだけ取り付けられている。これらはさまざまなスマホケースに適合する反面、ストラップの両端を同じ座金に取り付けるため、使っているうちにストラップがねじれ、スマホの裏表がひっくり返ってしまいがちだ。

 本製品はこの1口タイプに加えてもうひとつ、充電ケーブル穴の左右にある2つのスピーカー穴から出す2口タイプのストラップシートも付属している。ストラップの両端をそれぞれ別の座金に取り付けるので、ねじれることがなく、表または裏、意図した面を確実に外側に向けておける。画面を内側にしてぶら下げていたつもりが、いつの間にか画面が見えている状態を防げるわけである。

ストラップの付け根が2つに分かれているため、使っているうちにねじれることもない
2口タイプのストラップシートは珍しい
2穴タイプはこのようにスマホケースのスピーカー穴の部分にセットする。シールで貼り付けるのではなく挟み込むだけ

 スマホ底面のスピーカー穴の間隔は製品によって異なるので、あらゆるスマホに対応するわけではないが、そこさえクリアできれば、1口タイプより安定性は高く、また耐久性も高い。他社製品にないこの特徴、なぜかパッケージではほとんど訴求されていないのだが、もっとそのよさが知れ渡っていい製品だ。

ストラップの長さは調節可能。ショルダーとしても使える
製品名発売元実売価格
P-STSDH2ROVエレコム1780円
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